BMW3.0CSLの制作 その2 ボディー塗装

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(2025/01/26)

フィギュアの原形ができたので、また本体に戻ります。いつもの順番ですと次はボディー塗装ですが、その前にちょっと面倒な部分を片付けてしまいます。

このキットのメーターはモールドで表現されていて、デカールは付属していません。古いキットは結構こうでしたね。

社外品のデカールを使うこともできますが、全く同じデザインのものはないので、マスキングゾルで型を取って自作します。

やり方は、

ここ

あるいはここ

をご覧ください。


この方法、自分で言うのも何ですが一つの発明じゃないかと自画自賛しています。手書きじゃ絶対ここまできれいに行きません。

ただコツを覚えるまでがちょっと大変ですし、慣れてからの歩留まりも決して良くありません。無理にお勧めするのもどうかな・・・って感じでしょうか。


トランクルームにも少々手を付けます。

オオタキのBMW 3.5CSLは1976年1月にまずモーターライズキットが発売され、その後12月にディスプレイ仕様が追加されています。

私の目の前にあるのはディスプレイ仕様の方。

トランクの下部には電池やスイッチを押し込められるスペースがありますが、そのせいもあってトランクルームは結構あっさりした構成になっています。

画像を見てもわかるように、バッテリーも上げ底表現になっている。ここは流石につらい。

またボディーをかぶせるとタイヤがまる見えになるのも残念です。

かと言って実車に沿った表現をしようとすると、これがなかなか大変。

今回の工作のキモはカルダーさんのフィギュアと絡めてディスプレイすることなので、ここを作り込むことに時間を取られ過ぎるのも本意でない。

そこで今回は自分で許せる範囲の修正に止めようと思います。

バッテリーは切り取って下半分を延長。
こんな感じにします。
この程度でおしまい。でもタイヤが見えなくなったので 、自分としてはOKよ。
(2025/01/30)

ボディー塗装の前に、もう少しだけ下ごしらえをします。

エンジンはこんな感じ。特にフォトジェニックな感じはしません。

また6本のエキゾーストマニホールドは3本ずつまとめられ、そのままシャーシ側面に導かれます。

エンジンをシャーシに組み込んだ時、このあたりの取り回しがなかなか上手く行かないことがあるんですが、このキットは結構優秀でした。

ストレスなく組んでいけます。

ただ不思議だなと思ったのはパーツ構成。

例えばこの部品ですが・・・、

ここまで細切れなんですね。

他にも「何でここまで」と思う分割が散見されます。

まあそれが悪いってわけではなく、オオタキの癖なのかもしれません。

さていよいよボディー塗装ですが、問題は「色」。

ネット上に画像は山のようにありますが、撮影条件も違うし画像処理もされているでしょうから、正解はわからない。

色々見た上で、自分なりに咀嚼して決めていきます。

こんな風になりました。おそらく赤はもうちょっと濃いのだろうと思いますが、好みでこうしました。

色々混ぜたので、これをもう一度作れと言われても無理でしょう。塗装中に不足することのないよう多めに作っておきました。

(2025/02/02)

ボディー塗装を行っています。

まずは全体を白で塗ります。続いて黄色→赤→青の順に塗っていきます。

この順番はもちろん隠ぺい力の強い色を後回しにしたいからです。

作業はとても楽しいけど、ミスったら泣くのでとても大変です。
今のところ順調に進んでいます。
このあたりのデカールは自作。

カルダーの直筆サインは画像をもとに手書きしてスキャンしました。

今のところ、順調です。
ところで塗装後の乾燥、今回はこうやってます。

ボディーが大きすぎて乾燥ユニットの中に入らないもので・・・。

万一作品に接触したら悲惨ですが、少なくとも今までそういうことはなかったな。


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