ダットサンフェアレディSR-311の制作 その4 ボディー周りの手直し

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(2020/02/09)

ボディー周りの手直しは、さらに細かいところに入っていきます。

右はキットの箱絵。ヘッドライト周りの雰囲気はこんな感じです。

でもキットはこう。

古いけれど良キットと思っていましたが、この部分は実車と大きく乖離していて、ちょっと不思議です。

この部分はニチモの方が良く出来ていますね。

そこでこんな風にして・・・、
こうやって・・・、
この後取り外して形を整えると・・・、
こうなりました。

まだ実車の感じとは違うけど、キットよりも良くなったと思います。

フェンダーミラーも今のうちにやってしまいます。
問題はこの首のところが異常に細いことですね。

プラの材質も柔らかいし、完成後には何かの拍子に折れること確実。

0.3ミリの洋白線で軸打ちします。
丁寧にやらないと逸れてしまうので、かなり気を遣いました。
何とかうまく行った。
お正月休みが終わった頃にスタートしたこのキット。 今日でほぼ一ヶ月が経過したことになります。

ペースとしてはまあまあでしょうか。

この後、よほど変なことをしなければ3月中旬くらいには完成するんじゃないかな。

(2020/02/11)

キットのメーターはこのように刻印で表現されています。

昔のキットには結構こういうものが多かったような気がします。デカールにすれば簡単なのにどうしてなんでしょうね。

刻印は結構しっかりしていますが、一部金型にキズも見えます。

ここに適当なジャンクデカールを貼る方法もありますが、今回は塗装で何とかしたい。

いつもの方法だとこうなります。

まずラッカー系塗料で白を塗り・・・、

エナメル塗料の黒を流し込み・・・、
目盛りや針の部分をエナメル薄め液を染み込ませた綿棒で拭き取るやり方です。

でも今回はもっと別の技法に挑戦したいのです。

その理由ですが、オープンカーなのでもっときれいに仕上がる方法を見つけたいのと、毎回何かしら新しい技法にチャレンジしたい気持ちもあるからです。

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まず、マスキングゾル改を塗り込みます。

(「塗って乾かす」を何回かやって厚みを出します)

そうすると・・・、
こんな風に刻印(モールド)が写し取れます。

「おゆまる」だと簡単ですが、これほどしっかりとは写し取れません。

そこにラッカー白を塗り・・・、
ラッカー薄め液を染み込ませた綿棒で優しく撫でていくと、こうなります。

その後黒を塗り、さらに瞬間接着剤で補強してから水に入れてマスキングゾルを溶かします。

とりあえずこんなのができた。
いつものやり方よりもくっきり感があって好印象です。

右のメーターの針の先端がややボケた感じがしますが・・・、

 

 

その部分は金型が傷んでいるので仕方ないかな。

 

もう何個か作って更に出来の良いものが得られたら、それを使うことにします。

(2020/02/17)

というわけで何度かトライしたんですが、納得できるものはなかなかできません。

やり方を少しずつ変え、体に感覚を覚え込ませながらやっているうちに、何となくコツも掴めるようになってきました。

ベース部分は瞬間接着剤よりUVレジン液の方が上手く行くようです。
マスキングゾルを溶かす時は「今度こそ上手く行ってくれ」と祈るような思いです。
このくらいになれば、もう合格にするしかないかな。

よく見ると四つに分かれたメーター(※)に針らしきものが確認できますね。

※燃料計、温度計、オイル残量、電圧

こんなどうでもいいことに一週間近く費やしてしまった。

あ・・・、一番右はスピードメーター、真ん中がタコメーターだった。レッドゾーンはタコメーターの方に書かなくちゃ。

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