ポルシェ910の制作 その4 ボディー塗装

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(2024/08/03)

7月は4週連続で展示会に参加していて工作の方はほとんど手付かずでした。週末だけとは言え、展示会は下準備に結構時間がかかるんですよ。

展示会で作品を見てもらいたい相手は第一に来場者ですが、一緒に展示する仲間も大事な閲覧者。いつものメンバーに毎回同じ作品を見せるわけには行きませんので、時には古い作品を混ぜたりします。 修理が必要になる場合も多く、時間を食います。

また新規遠征の場合(今回は太田市)は過去の展示会記録を見てそこのクセを把握し、それに合わせた作品をチョイスします。

こんなことをやっていると結構時間を食うんですね。

 

久しぶりの 工作はボディー塗装とデカール貼りから。

私の調達したキット(2001年の二回目再販)では三種類のバージョンが再現できるデカールが入っています。

一つ目は1967年のニュルブルクリンク1000kmレースで優勝した時のもの。タミヤの箱絵がこれですし、私が高校生の時に作ったのもこちらのカラーリング

二つ目は1968年の日本グランプリで二位に入ったもの。ポルシェカレラ10と言えば真っ先にこれですね。

 

 

 

1-1-1-P3315411.JPGそして三つめは1967年のタルガ・フローリオで二位に入ったもの(ゼッケン174)。

ちなみにその時優勝したのがゼッケン228番の910/8。これは1/43で作っています(→)。

そう考えると今回作るのは174番車で決まりですね。 またこのタルガ・フローリオバージョンはネットで作例を全くと言っていいほど見ないのも動機の一つになっています。

この緑の部分はキットにデカールが入っていましたが、三次元曲面にきれいに貼るのが難しそうだったことと、色が妙に鮮やかで好みではなかったことから塗装にしました。

この緑色、資料によって大きくぶれています。昔の話ですから退色している写真もあるでしょう。

鮮やか方向もいいけど、時代を感じさせるには少々落ち着きがある方がいいかな。

こうなりました。

デカールよりも若干黄色方向に振っています。

デカールを貼って・・・、
シャーシも塗って・・・、
現在こんな感じになってます。
頑張って工作した小窓はこんな感じ。
開閉に成功。

 

こんなどうでもいいことにこだわるのはなぜなんだろう。時々自分でもわからなくなります。
ダッシュボードもそれなりにディテールアップ。
なかなかいい感じです。
(2024/08/17)

エンジンの組立を行っています。

わかる範囲で少々ディテールアップ。
点火プラグコードの取り回しは極力”美しく”。

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なお黄色っぽく塗っているパーツ、実車はグラスファイバーでできています。

だからこのパーツは半透明プラで成型されていると嬉しいのですが、当時はそこまではやっていなかった。

本気出すならパーツから型を取って、透明レジンなどで複製を作ればいいのでしょうけど、そこまでの元気はありません。

ちなみにその後のポルシェ935、あるいはポルシェ934ですと 、類似のパーツは半透明の乳白色プラで成型されています。
こんな風にスモークを塗ると、 油汚れのついたグラスファイバーっぽい感じになってリアルです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

エンジンをシャーシに組み込んでみました。
まだパイピングの追加 などは必要ですが、完成イメージが見えてきました。
ちなみにこっちは50年以上前に作ったもの。

当時は一部のパーツがグラスファイバーだなんてことは知りませんから、全部金属色で塗ってます。

でもこの作品、妙な存在感があって、今作っているものより魅力的に見えます。

汚しを入れればリアルさは増すんだろうけど、そういうのはあまり好みじゃない。

また50年熟成させればいいのかな・・・死んでるわい。

前の方は、ボディーをかぶせてしまえばほとんど見えなくなるのでそれなりに。
ネイキッドモデルの方にもエンジンを載せてみました。

こちらは5月にフレームを組んでからほったらかしでしたが、そろそろ塗装にかかろうかと思います。

 

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