ポルシェ910の制作 その1 パイプフレームの制作

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(2024/05/24)

このサイトを何度かご覧になっている方には今更の話ですが、私がこうやって長くプラモをやっている理由の一つには、高校二年の時(1971年)に大きなコンテストに入選し

「もしかしたらこの趣味を長く続けてもいいんじゃないか」

と思ったことがあります。

その時の作品は2011年にレストアし、いつでも披露できる状態を維持しています。

コンテストに挑戦した者たちの中には大人になってからもプラモを作り続けている人もいて、現在は彼らと一緒に静岡の展示会にも参加しています。

当時高校生、あるいは中学生だったメンバーも、50年経てば立派な前期高齢者(65歳以上75歳未満)。

私もこの3月に70歳になり、あと何年プラモを作れるのかなあと考えるようになりました。

いつかはそういう日はやってきますが、その時に

「アレをやらないうちに引退かよ」

と後悔はしたくない。

だからこれから先はいつか作ろうと思ってストックしていたキットにも手を付けたいですし、若い頃作ったものの決して満足していなかったキットのリベンジ工作もやりたいですね。

honda-RA273/1-1-P4016006-002.JPG先日完成させたホンダF-1はその一つ。

あの時スキル不足で手が付けられなかった所にも挑戦できました。

2年前に作ったロータス49Bも、もしかしたらそうだったのかもしれません。

さてポルシェ910ですが、あの時頑張って作ったことは確か。

でも今見直すと、とても褒められた出来ではない。現在のスキルで作ったらもっと良いものができるはずです。

 

ちなみにキットは一個持っていますが、これは使いません。

タイヤが崩壊してゆく様子を眺めて楽しむために残してあります。
こちらは今回新たに調達したキット。

とは言ってもこちらも生産から20年以上経っていますが、タイヤやデカールは大丈夫でした。

制作の方向性ですが、

・できる範囲でディテールアップする(ただしやりすぎない)

・キットのおかしなところはできる範囲で何とかする

・ドアは開閉式にする

あたりは想定内ですが、それだけではちょっと弱い。

そう考えながらあらためてカレラ10の魅力を考えてみると、この時期のポルシェのマルチチューブラーフレーム(パイプフレーム)って独特の美しさがありますよね。それを再現出来たら満足度高そうです。

 

ではそっちで行きます。

黒い部分はキットのパーツ、白い部分はプラ棒です。

資料は色々掻き集めましたが、見つかる画像は大体がレストア中のもので、オリジナルがその通りだったのかはよくわかりません。

ある程度推測を加え、また906、907、908あたりのフレームも参考にしながら作業していきます。
おおむねこんな感じになりました。
ここにサスペンションやシートなどを取り付けていきます。
この辺りはレストア車を参考にしているので、オリジナルと相当違うと思います。

でも完全を求めれば作業が進まなくなる。

どうせほとんどの人は正解を知らないんだからと居直っています。

エンジンは上から滑り込ませるように入ります。

開口部が大きいので、フレーム全体をねじってみると、この部分が結構ゆがみます。逆にフロントはガチガチ。

レストア車のフレームを見ていると、エンジン搭載後に筋交い(すじかい)を追加しているケースも見つかります。

もしかしたらオリジナルフレームは剛性が足りなかったのかな。

・・・な〜んて考察ができるのも、実際にフレームを組んだ者だけの特権ですね。

タイヤをつけてみます。
何とも言えないおぞましさがあります。

ちなみにこの上下からボディーをかぶせることはしません。一応考えてはみたものの無理がありすぎる。

これはこの形で完成させ、隣に普通に組んだものを置いて二台で一作品ってことにしましょうか。

 


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