ポルシェ910の制作 その2 普通タイプの制作

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(2024/05/31)

基本的な骨組みと足回りができたので、次にやるのはエンジン回りの工作です。

ここにあるラッパのようなパーツは冷却ダクト。走行中にミッションとブレーキに冷たい風を送ります。

複雑な形状のせいか金型もグズグズで、見た目があまり良くありません。
極力きれいに形を整えていきます。
とりあえずはこんな感じです。
燃料タンクも自作しました。

というわけで、フレームだけのネイキッドモデルの面倒な部分はおおむね終わりました。

でもよほど詳しい人でなければ、これだけ見ても何の車だかわからないでしょう。そこでもう一台普通に作り、隣に並べることにします。

そうすれば今回の制作意図がはっきりしてきます。

もう一台キットを調達しました。

作り込みはそこそこに抑えますが、気になる部分の修正は何カ所か行う予定です。

レンズカバーはこの車のデザイン面のキモですが、なにせ古いキットなので、お世辞にも出来が良いとは言えない。

そこで自分なりに手を入れます。

やり方はいつもの通り。

・レンズカバーをボディーに接着する
(接着には「セメダインハイグレード模型用」、あるいは「タミヤ クラフトボンド」のような水溶性を使用する)

・レンズカバーをボディーと一緒にガリガリ削って形を整える

・おゆまるで型を取る

・パテで複製

今はここまで。

この後塩ビ板を絞ってレンズカバーを作ることになります。

ボディー全体の出来も今一つです。

例えばここ。大きくずれています。

ずれの原因ですが・・・、

歪んでいます。 これを修正するのは結構大変。
念のため手持ちの一番古いキット(タイヤが崩壊していたやつ)を確認してみたら、凹んでいない。
こっちならほぼそのまま使えそうです。

違いの理由ですが、おそらく成型が下手くそだったからでしょう。

でもわずかな可能性として、パッケージングの差による影響も考えられます。

このキットが発売された時、また一回目の再販時もボディーはこんな風に中箱にきれいに納められていて、ボディーをしっかり守るぞって意志が感じられますが ・・・、

2001年再販版(今回調達したもの)はこう (→)ですから。

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メモ:タミヤ1/12ポルシェカレラ10、再販記録

  発売年度 価格(税別)  
新発売 1968年 1,800円 モーターライズ
一回目の再販 1980年頃? 2,600円 モーターライズ機構カット
二回目の再販 2001年 7,500円 パッケージがしょぼくなった
三回目の再販 2009年 9,800円 エッチングパーツ付
(2024/06/07)

レンズカバーを絞りました(まだテスト段階)。

こんな風に極力丸っこくしようと思っています。

それに伴いボディーの方もパテを盛ったり削ったりする必要が出てきますが、その作業は後回しにします。

先にやるのはこちら。

ドアを切り離して開閉式にするので、このクリアパーツも切断しますが、同時にチャレンジしたいのは小窓の作り直しです。

タミヤのこのキットに限らず、小窓はモールドで表現されているのが通常です。今回はここを本物と同じような開閉式にしたい。

塩ビを絞ります。
こうなりました。ほぼ期待通りの出来です。
ここに小窓パーツを重ねると、ほぼ「ツラいち」になります。
ヒンジをどうするかはまだ考えていません。

まあ何とかなるでしょう・・・と言うか、するしかない。

全体はこんな感じになりました。
ドアの裏側にプラ棒を接着し ました。

本物もこんな感じになっているので。

ポルシェ910はドアとエンジンカウルを開けると中身が丸見えになります。

その分作り応えがあっていいですよね。

同じポルシェでも 、リアエンジンのものだとせっかく作り込んでも完成後はちょっとしか見えない。

911系のエンジン付きキットはいくつか持っていますが、何かこう・・・作りたい気にならないのはそういうところにあるのかもしれません。

 

ポルシェ910の制作 その2 普通タイプの制作

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