フォードムスタングマッハ1 その2 諸々の下加工

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いつも思うんです。何で毎回古いキットを引っ張り出して苦労して作ってるんだろうと・・・。

どんなに手を加えようと、その出来は最新のキットには適わないし、誰かの参考になるわけじゃない。
最新キットを作えばもっとサクサク行くだろうし、完成品も「おおっ」ってくらいリアルになるのかもしれない。

でもそういうことは他の人がいくらでもやってる。子供の頃、これらのキット(類似含む)を作った思い出を話しながらリベンジ工作するのは若い人には絶対無理。そんなわけで、こういう制作スタンスはまだしばらく続くんだろうなと思います。

 

さて、このキットはモーターライズですから、電池がセットできるようになっています。

だから室内を覗いた時にダッシュボードの下付近は金具が丸見えになってしまい、決してリアルとは言えない。

でもこのキットのドアは開閉式になってるんですよね。

 

前に作った、やはりオオタキのトランザムのように、室内を作り込む方法もいいけど、今回は思い切ってドアを固定にし、電池BOXはそのまま活かすことにしました。
とは言ってもダッシュボードはちょいと修正。

ご覧のようにメーターが斜めにモールドされている。実車はもっと奥深い所にあるんです。

ハンドルもキットのもの(真ん中)は妙に小さいです。
と言うことでハンドルは適当なジャンクにお取替え。

メーター部分は裏からパテを盛った後、すっぽりくり抜きました。後でメーターデカールを貼ったプラ板を貼れば少しはかっこよくなるでしょう。

電池BOXの活かし方ですが、流石に走らせることはしないものの、ヘッドライトの電飾は行うことにします。

写真はタミヤの小型電球。直径は1.3ミリくらいです。すごく小さい。

キットのパーツを加工して反射板みたいに工作しようかな・・・、
と思ったら、失敗。

どうしよう。

しょうがないのでジャンクからフジミのポルシェ928のレンズを取り出し・・・、
反射板はパテで作って組み合わせてみます。

リアルさが全くありませんね。

では次。

再びジャンクの中からタミヤの旧ビートルのパーツを取り出し、これを加工します。

レンズはこちら。
こっちはOK。透明度の高いレンズと、メッキの効いた反射板のおかげで、いかにも「反射しま〜す」って感じ。

また、仕込んだ電球も雰囲気をほとんど壊していません。

点灯していないときも良い佇まい。
点けた時も良い感じ。

ここをLEDでやる方法もあるけど、やっぱり昔の車はちょっと黄色っぽい電球でしょって思うんですね。

ヘッドライトを光らせたとなると、後ろも手つかずだと寝覚めが悪い。

そこでまず作るのは電球を収める反射板。パテを何かの丸い棒に巻いて、半分固まった時に外します。

 

それをもとにこんなものを作ります。
色を塗って・・・、
電球を仕込みます。

こっちは普通の大きさ。

ボディーの一部をくり抜いて・・・、
軽くパーツをセットして点灯してみます。
豪勢に明るいね。

リアは電球自体は見えないので、LEDにすれば良いのかもしれませんが、何かこれはこれで面白いので、このままにするかも。

 

面倒なところが大体終わったので、ボディーの仕上げに移ります。

このキット、古いモーターライズですから、細かいところの出来を云々いうものではないことは承知の上。

あるべき溝が掘れていないところや、ボディーのゆがみ修正などに手を入れていきます。

と言っても、やることは最小限。今回は結構サクサク作業が進んでいて、楽しさばかり多い工作です。
ボディーの整えも終わったし、いよいよ塗装かなと思いましたが、やっぱりあの豪勢に光るテールランプが引っかかる。

と言うことで、電球はLEDに交換。

やっぱりこの程度の明るさが良いでしょうか。

レンズの成型色はオレンジですが、赤色LEDを使ったので点灯すると赤に変わります。

まあこれはこれで良いかと。

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