バンダイ 1/16 イターラの制作 その2 ミッション部分の改造

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(2020/05/30)

今回のイターラ、私と同年代の中には当時作ったぞという人も結構いるようです。バンダイは1970年代に大スケールのクラシックカーを多数発売していましたが、発売年度の早いものはモーターライズだったので、当時の子供達にも印象的だったんでしょう。

特に下の表の1番イターラと2番ビアンチはエンジンのプッシュロッドがピクピクし、ギアが入/切できるところが非常に魅力的だった。

 

ただ今回調べてびっくりしたのは、イターラとビアンチのエンジンユニットが全く同じものだったこと。

エンジンルームは少しディテールアップしようと思っているんですが、実車のエンジンとキットのエンジンが”相当”違うことに違和感を感じた理由がわかって納得。

まあ当時のエンジンの構造は結構似ているし、車種に合わせて全部設計し直すのも大変ですし。

ついでに言えばビアンチ(BIANCHI)は”ビアンキ”と発音した方が原語に近い。

ビアンキと言えばアウトビアンキ・A112アバルトが有名ですが、両車は歴史的につながってます。詳しくは自分で調べてね。

ちなみにこの日東のキットは最近地元の古い模型仲間から頂いたもの。

彼からは先日もLSの1/32キットをたくさんいただいてますが、このキットはモーターライズ(しかもFF駆動)なので、私好みじゃないかということで ・・・。

はい、もちろん大好物です。ありがとうございました。
(なるべく早めに作らなきゃ)

 

上の表の17、18番目に1/20のこれ (→)があります。どちらも1980年発売なので、私のイターラのキットはそれ以降に生産されたことになりますね。
8C 2300はなぜか2つ持ってます。いつかちゃんと作ろうと思って何十年も経ってしまいました。
「蘊蓄や在庫自慢はどーでもいい、工作はどうなってるんだよ」

と言われそうなので・・・。

 

ミッションのレバーが床から生えてます。

実車の床にこんな棒はありません。

また、この位置だと遊ぶ時にハンドルが邪魔になる。

では実車の変速レバーはどこ。

ここですね。外側が後輪ブレーキ、内側が変速レバー。

そこで色々いじって本来の位置に持って行きました。
リンクでつないでいます。
キットもそうすれば良かったのにと思い、当時の今井の変態設計者の気持ちになって考えてみました。

もしこれをキットでやろうとすれば、少なくとも数個の部品を追加しなくてはならないなあ・・・。

しかも組立の難易度も上がるなあ・・・。

強度も落ちそうだなあ・・・。

こんな風に悩んだ挙句、妥協したんじゃないかと思うんです。

これも動画じゃないとわからないよね。

バンダイ 1/16 イターラの制作 その2 ミッション部分の改造

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