フェアレディ240ZG その5 ボディーの仕上げ

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ボディーの改造がおおむね終わり、早く下地仕上げや塗装に入りたいところですが、その前にまだ少しいじるところがあります。

まず、こんなことをやっておりまして・・・、

そのままここまで削りまして・・・、
最後にカットする。

最初から別々に作るより、精度が良くなります。

リアハッチの裏に接着。
そうしてこれを作ります。

こういうことをやるのは二回目です。

あちらは1/24なので抜け止めなどは工作できませんでしたが、今回は引っ張ってもこれ以上抜けないようにするとか、両端もジャンクのパーツを流用するなどして、よりリアルに持っていくことができたと思います。

黒い部分はゴムで作ってます。

つまりこれが・・・、
こうなって・・・、
ここまで開いたところでゴムのリングを下に持っていけば、ハッチがパタンと閉じることはなくなります。

なかなか良い出来だと思う。

話変わって、これを調達しました。

ご存じ「ネオジム磁石」です。

色々なサイズがありますが、例えばこれは4mm×2mm、高さ1mmのもの。

ネオジム磁石は大きいものはものすごく強力で、指なんか挟むと怪我するくらいですけど、この程度のサイズだと困るほどの磁力ではありません。

これをドアの固定に使います。

展示している時にドアが中途半端に開いているのは嫌ですから。

様々なサイズのものをどう組み合わせるかを色々考えてトライしましたが、結局直径1mm、高さ4mmのものをボディーとドアに直接差し込む方法に決定。

このように頭がちょっと見えますが、このままでもいいし、塗装してわからないようにするのもいいかなと思います。
ドアを閉めていくと、3〜4mmほど近づいたあたりでパタンと閉まります。
ここで軽くエンジンを仮組みします。

目的は排気系の取り回しを確認するため。各部品は軸打ちして、接着剤なしでも固定できるようにします。

こんな感じになるようです。

若干つながりが不自然なところもありますが、修正は問題ないでしょう。

ただし、ここで根本的な悩みが・・・。

今回の240ZGをレーシングカーとして見るなら、マフラーはこのようにしなければなりません。

しかし今回は前に書いたように、

「ある男がかつて240ZGで活躍した有名ドライバーにあこがれ、そのレースカーのレプリカを作った」

って設定なので、

”レプリカだけどサーキットを走る”

のか、

”見た目はレーシングカーだけど、公道を走る”

のかで、作り方が変わってくる。

悩みながらとりあえず白を塗った。

・・・かっこいい。

この方向で行くなら、サーキット専用なので、マフラーは自作。

ヘッドライトカバーを外してみた。

・・・フェアレディの特徴的なヘッドライトがわかるし、こっちもかっこいい。

ヘッドライトカバーの塗装をはがして、クリアーカバーでやるなら公道走行可能仕様か。

 

ちなみにリアはこんな感じになってます。
ヘッドライトをどうしようと考えながら、とりあえず作業だけはしてみます。

まずレンズなんですが、古いキットで金型も傷んでいたためか、どうも傷が気になる。

そこでレンズの裏からコンパウンドでシコシコ磨き、最後に軽くクリアーをかけたのが左です。

 

こっちはオリジナル。

実物はちょっと白っぽく見えるのが気になるものの・・・、

磨いた方はこんな感じで、やや自然な感じがします。
レンズカバーを磨き、次に周囲のモールを作ってみます。

まずはこのようにマスキングテープを貼り・・・、

これをプラ板に貼って切抜き、ガイドを作ります。
メタルシールに貼って・・・、
切り出す。
そしてこれをレンズカバーに貼って・・・、
こうなる。

簡単に書いていますが、実際はガイド寸法を決めるまでは何回かのトライ&エラーが必要でしたし、その後も上手く切り出せなかったり、貼る時にしわになったり切れたりの繰り返し。

レンズ磨きも含め、二つ仕上げるまでにかなりの時間がかかってます。

 

でも出来てみると疲れも吹っ飛びます。
せっかく作ったんだし、これを活かす方向でまとめて行こうと思います。

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