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クリアーを2回吹いても、表面の艶は決して満足の行くレベルではありませんでした。
ベースがメタリックで、一気に厚く吹くと粒子が流れたりするアクシデントが発生する可能性があったからです。
そこで最後のクリアーを吹く前に表面にサンドペーパーをかけて・・・、
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ゆず肌をなくした状態に持って行きます。
そして最後のクリアーは、かなりたっぷり目に吹きます。
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で、乾燥させたらこんな感じ。
さて、これを良いレベルとするか、不満足とするか。
缶スプレーなので、エアブラシのように塗料の濃度や圧力を調整できない不利もありますし、研ぎ出しした面と比べれば見劣りするのは致し方ありませんが、まあこれでダメというほどでもないです。
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次は窓枠に移りたいところですが、一つ面倒な作業がありました。エンジンカバーの一部を艶消しの黒に塗らなくてはなりません。
結構目立つ場所なのできっちりやりたいところですが、段になっているところの奥の部分だけマスキングするのは、例え上級者であっても上手くやるのはなかなか難しいはず。
そこで初心者さんを意識して、ちょっと狡賢い方法で進めることにします。
まずはマスキングですが、ここは結構適当です。
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次にエナメルの黒をエアブラシで吹きます。
”エナメルは筆塗り”って決め付ける必要はありませんよー。
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マスキングを取るとこんな感じですので・・・、
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エナメル薄め液できれいに拭き取ります。
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段差がほとんどなくて上手く拭き取れない場所は、爪楊枝の先を使って何とかします。
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以上の作業を丁寧にやれば、このように無理なく塗り分けができます。
でも私の場合は、うっかり拭いてはいけない場所も綿棒でなでてしまい、ムラができちゃいました。
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仕方ないのでざっとマスキングしてからラッカーの艶消しクリアーを吹いて・・・、
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ムラをなかったことにしました。
振り返って考えれば、エナメル薄め液ではみ出した部分を拭き取る時、拭いてはいけない部分のマスキングに手を抜かなければ良かったことになります。
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でまあ、今のところはこんな感じ。
撮影マジックの助けもあってか、そこそこ艶がありそうな感じは出てるでしょうか。
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調子に乗ってクリアーまで吹いたら、デカールを貼るのを忘れていたのに気づきました。
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貼ったデカールは経年変化で色が褪せたり風化したりしますが、クリアーで封印しておくと長持ちします。
面倒ですが、しっかりクリアーは吹いておきます。
この後さらにボディーの仕上げに進みたいところですが、同時進行の手直し版のボディー塗装に手間取っていることから、時間つぶしに小物作業に入りますね。
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