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(2025/02/16)
現在ボディー乾燥中です。
4色重ね塗りの上に段差が出ないようにクリアーを吹いていますから、場所によっては塗膜がかなり厚い。乾燥不十分で研ぎ出しすると、その時は良くても時間
が経つと艶感がなくなることがあるので、今回は十分時間を取ります。
乾燥待ちの間に別の作業でもしましょうかってことで、ホイール塗装。
何だかわけのわからない塗料が出てきました。私は運よく入手できましたが、どうもどこでも買えるものではなさそうなので、参考程度に見
てください。
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仕上がり具合、そして塗膜の強さはなかなかい
い感じ。
模型用メッキ調塗料は色々あり、これが決定版と言えるものがなかなか見つからないんですが、この塗料はそれらの中ではかなり良い方かな
と思います。
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では塗ってみます。
まずメッシュ部分にラッカーの銀(やや濃い)を塗り、そこをマスキングテープで隠します。
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下地に濃い目のグレーを塗り、さらにクリアー
を吹いて表面をきれいにします。
(塗料の指定は黒でしたが、好みでグレーにしました)
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こんな風になりました。まあまあいい感じで
す。 |
シャーシも進めます。
今回はタイヤの位置を決める部分中心に作業します。実際はもっと色んなパーツが付くんですよ。
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こういうところは部品点数も多く、なんか無駄
に精密な感じがします。 |
その一方、ダッシュボードは不親切。
この茶色っぽい部分の塗り分けはかなり難易度高いです。
ダッシュボード本体とメーターパネル、そしてメーター本体が別パーツになっていれば塗り分けも楽だし作業時間もはるかに短くてすみま
す。
完成までの時間が短くなれば次のキットも売れるわけですし。
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まあ50年前のキットに対してブツブツ言って
もしょうがないし、昔は今ほどきちんと作ることを想定していなかったのかもしれませんが、当時だってやろうと思えばできたのにもったいないなと思いまし
た。 |
ボディーを乗せてみました。
実車写真と比べてみると、どうもタイヤがちょっと小さい感じがします。でも大きく困るほどではないかな。
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「TS」ステッカーはルマンでのクラス分けを
表したもの。おそらくグループ2に相当する「Special Touring」でしょう。
実車は1975年のルマンに参加しましたが、レース前半にドライブシャフトとかミッションとかの破損でリタイアしています。
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矢印の先にある三角の黒い部分。実車はメッ
シュになっています。そこまで再現出来たら良かったのですが、強度重視で無視しました。 |
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(2025/02/25)
現在、室内はこんな感じ。
本物のロールケージはもう少し複雑ですが、シート含め室内がほとんど黒一色で何をやっても映えないと思い、ディテールアップは最小限に
抑えるつもりです。
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それはそうとして、今回失敗したなあと思った
のがメッキモール。
窓枠などの光っている部分をどうやって仕上げるかはカーモデル永遠のテーマですが、メッキ調塗料とメタルシール双方には長所と短所があり、これぞ決定版っ
て言える方法は私も見つけていません。その都度選んでいます。
今回は金属感のあるメタルシールを選択しました。
メタルシールは最後の最後に貼るのが一般的でしょうが、今回は4色塗装とクリアーで厚くなっている表面に貼ると「眠たい」感じになるのではないかと考え、
クリアーの前にメタルシールを貼ってみました。
でも出来てみるとその仕上がりがどうもいい感じになっていない。
この段階でやり直すのはとてもリスキーですが、思い切って修正することにしました。
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修正前よりはいい感じになった。
ただやっぱりベストの仕上がりではない。写真ではわかりませんが実物は少々残念な感じになっています。
ここは大人しく塗装にしておけば良かったかな・・・。光り方は劣りますが、安全だったはず。
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ついでにこのあたりもやり直しています。情け
ないです。 |
このパーツは自作しました。 |
抜けている方がいいもんね。 |
窓ガラスは表面の平滑度が今一つだったので、
かなり磨きをかけました。 |
こんな感じです。
全体がうねうねしているのは厚みにムラがあるため。これを修正できないこともないのですが、かなりの労力がかかるのでよほどの時でないとやりません。
よほどの時の場合
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厚みのムラがあるとガラス
越しの景色がゆがみます。これが嫌いで嫌いで・・・。
だから完成後に写真を撮る時も、極力この歪みが目だなないアングルを選びたくなります。
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現在の状況です。
研ぎ出しも終わっています。
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前述の通り、仕上がりで合格点をつけられない
ところがあるのが残念ですが、その存在感と迫力は圧倒的ですね。 |
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(2025/03/02)
仕上がりが悪くて一部修正したメッキモールですが、窓枠の部分も全面的にやり直すことにしました。
こちらは我慢すれば許せる範囲なのかもしれませんが、納得が行かない気持ちを残したまま完成させても宝物にならないと思うので。
研ぎ出しが終わった状態でこの作業をするのはとても辛いのですが、注意深く作業していきます。
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何とかなりました。
写真じゃその差は全くわかりませんが、明らかに良くなっています。
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理想通りの仕上がりではないものの、それまで
が60点だとしたら今回75点くらいまでは持って行けたと思うので、まあ良しとしましょう。 |
室内を仕上げます。
カルダーBMWの室内の様子、なかなか資料が見つからないのですが、シートは黒でシートベルトはこんなタイプのようです。
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頑張って自作してみました。 |

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その他は素組みです。 |
今回はこんなもんで十分かな。 |
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