1/24GT-Rの3台組み立て その7 研ぎ出しと各部の仕上げ

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時間が空きましたが、三台の研ぎ出しに入ります。

何度か書いているかもしれませんが、私は研ぎ出しが好きじゃありません。

研ぎ出しは完成までの工程の中では終盤近くの作業になりますが、失敗のリスクもあるし、何よりも結構な時間がかかるのが辛い。

少しでも楽に済ませる方法はないかとか、やらなくてもきれいに仕上げることはできないものかとか色々考えるのですが、未だにうまい方法を見つけていません。

やらずに吹きっぱなしで終わらせることもありますが、研ぎ出したものと比べるとやっぱりやった方がきれいに見えます。



とにかく工程は珍しくもなんともなくて、右のようにクリアーを吹いて長時間乾燥させたものに・・・、

フィニッシングペーパーをかけて、塗装面の凹凸を均し、その後ラプロスやコンパウンドで順に磨いていくだけです。
嫌いな作業を三台まとめてやるという、罰ゲームのような作業が終わりました。
ここまで来ると、残る作業は窓枠の塗装、クリアパーツの黒縁塗装、小物の取り付けなど。

ようやく完成が見えてきました。

 
最終工程の一つ、クリアパーツの縁取り塗装を行います。これも嫌いな作業の一つです。

お手軽に済ませるには細切りにしたマスキングテープを使って直線部分を塗り分け、コーナーは筆を使ったフリーハンドと言う方法もありますが、今回は結構真面目にやります。

このようにプラバンで型紙を作り、マスキングテープ切り出しの定規にする方法です。

今回の三台はメーカーが違っていたり改造をしたりで、それぞれの窓の形状が異なる場合があり、定規を作る手間も倍程度になりました。

できた「定規」は、ずれないように両面テープでマスキングテープに貼り付けます。
コーナーのゆるいところはきれいにカッターを動かせますが、尖がったところは上手くいかないことの方が多いです。
そういう場所は彫刻刀の丸いやつを使って何とかします。
一回ではしっくりいかない場合も多く、様子を見ながら「定規」を作り直す場合もあります。
何とかこんな風になりました。
塗装です。

〇まずは、滲みを抑えるために軽くクリアーを吹く

〇次に黒を吹く
〇最後にグレーを吹く

レーシングカーの場合、実際の内装色はボディーと同じ色になりますが、グレーにしたのは好みです。

まあまあきれいにできました。
全部終わりました。
ちなみにこちらはタミヤの方です。
軽くはめてみます。
ここまでで進捗90%ってところでしょうか。

上手くいくと今年中に三台とも完成に持って行けるかもしれません。

続いて窓枠塗装にかかります。

今回塗ったのは「GSIクレオス Mr.カラーC125番 カウリング色」。

前回のパルサークーペEXAで使い、微妙な色具合が気に入ったので。

 

自分で調合してゆく方法もありますが、都度作るのは面倒だし、余ったり足りなかったりする場合もあります。

こういう出来合いのものを活用できればそれに越したことないですね。

マスキングを剝がします。
結構思い通りになりました。
続いて墨入れ。

入れる色は、原則的にボディー色を濃くしたものにしています。

例えばこちらなら濃いグリーン。

シルバーの「フジミ改改」はグレー。

タミヤは茶色って感じです。

 

墨入れ終了。
まあ墨は本来「色」ではなくて「影」ですから、本来はあんまり目立たない方が良いと思います。
ヘッドライトのミラー部分を塗装します。
マスキングを剥がしてこんな感じ。
シャーシにはめてみました。

こうなると、残りの作業は数えるほどですね。

ランプ類の塗装をします。

まずはテールランプ。あんまり面倒くさいことはしたくないんですが、真鍮パイプを使って作ったポンチで、メタルシールを抜き・・・、

 

クリアーレッドに塗ったテールランプの真ん中に裏から貼ると、ちょっと感じが良くなるような気がします。
それよりも気になるのはヘッドライトのレンズ。

フジミのクリアーパーツは、金型の磨きが不十分なためか、そのままでは向かって左側のように透明度が今一つ。

そこで表側は研ぎ出しと同じ手法で磨くとともに、裏側は軽くコンパウンドをかけた後、クリアーを吹くと透明度が増します(向かって右側)。

ずいぶん印象が変わるので、フジミのGT-Rを作る人はぜひおやりになることを推奨します。

後はこの細かいパーツをつけるだけ。

アンテナは、洋白線、真鍮パイプ、アルミパイプを使ってそれらしくでっち上げました。

 

 

実際はもっと複雑ですが、雰囲気が出ていればOK。

先端は、ちょっと瞬間接着剤をつけてから塗装してます。

と言うことで完成したんですが、横から見るとシャーシが下がっているのがやや気になりました。
残っていたジャンクボディーを見ると、最初からこうなっていたんで、シャーシに熱風をあててやや曲げるとともに、コックピットのバスタブとシャーシの取り付け部分を削って調整。
最後最後にこんなことはしたくなかったですが、この方が良い感じ。

共石(緑)の方も同様に修正しました。

と言うことで完成。

今回の目的は、フジミのキットのキャビンを修正して少しでもかっこ良くすることでしたが、結果はどうなったでしょうか。

 

まずはノーマルの共石GP-1(グループA)

私にはキャビンがやや四角っぽいと感じられます。

直したものがプロトタイプ(グループA)

屋根はずいぶん滑らかにはなったと思うけど、ややつぶれた感じです。

滑らかにしながら屋根を高くすると良かったのではと思いつつも、そうするとキットのクリアーパーツが使えなくなってしまうので、これが限界。

そしてタミヤのニチレイアセロラ(グループN)

制作の途中までグループAと勘違いして、エンジンルームをいじったりマフラーを横出しにしたりと・・・。

キャビンはなかなか良いと思うけど、ボディー、特にノーズの形状が丸っこ過ぎて好みではありません。

でもフジミノーマルと比べると、全体としてはこっちの方が似ているかなあ。

こうなるとアオシマの形状はどうなのかが気になりますが、流石に飽きた。

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