当時最も人気があったモデルは故ケネディー大統領が乗っていたというPT-109。いろいろなメーカーからキット化されていましたね。その中の一つ、日東科学教材鰍フモデルをご紹介しましょう(当時の雑誌広告より)。
全長277mmは小学生の感覚では、かなりの大型モデルで、画像では判りにくいものの、きちんと1/85と表現されています。
価格は150円、当時子供が気軽に買えた100円のものよりやや大型であるところが特徴です。ちなみに写真は本体の下に水中モーターのような推進装置「マリントレーラー」をつけたセットで、価格は250円です。
この「マリントレーラー」、防水は考えられておらず、モーターも電池もそのままそのまま水に浸かるところが、やや残念です。
私の買ったのはモーター内臓の普通のタイプでしたが、走らせてみるとあまりスピードが出ないのが意外でした(同時に買った友人のものも遅かったから、私の作り方のせいではないと思います)。
- やや大型である。
- スクリューの形状にやや工夫がなく、他社のものに比べて推進力に乏しい(2枚スクリューのLSは速かった)。
- 右の組み立て説明書でもわかるが、船底が山形にえぐられていて、スクリューが収まる。スクリューが十分水の流れを捕まえられない。
あたりが理由なのではないかと思います。