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(2022/02/6)
今度はラジエーター周り。ここも結構難易度が高いです。
写真は以前お見せしたもの。ラジエーターパーツをステー(メッキされたプラパーツ)が支えています。
実車のロータス49のラジエーターは、エンジンの冷却だけでなくオイルの冷却も兼務していました。そのため配管は4本あります。
でも49Bではオイルタンクが後ろに移動されていて、オイルクーラーも新設されているので、ラジエーターはエンジンの冷却に専念。このため配管は2本です。
タミヤのキットはこのあたりを修正しきっていないので、色々調べて極力実車に近づけていきます。
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ステーは真鍮パイプで作りました。強度確保が主な目的ですが、金属だと微調整もできますし。 |
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冷却水配管はプラパイプで作成。
曲がっている部分にはアルミ棒を芯に入れています。 |
かなり苦労して何とか辻褄を合わせることができました。
ラジエーターはやや前傾させましたが、位置自体はほとんどいじっていまっせん。 |
ただし実車と違う部分はあります。
どことは言いませんが、そこをちゃんと再現しようとするととても面倒なので妥協しました。
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完成後にはカウルをかぶせることになりますが、キットのようなネジ止めではおもちゃっぽくなるので、四か所に磁石を埋め込みます。 言い忘れましたが、赤いカウルは本番用ではありません。今やっているのは試作です。おそらく一発では決まらないだろうと思って・・・。 |
本体側にも磁石を埋め込みます。 |
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何か上手く行っちゃった。
最初から本番でも良かったという・・・。 |
ただこうやって見ると、エアアウトレットがなんか後ろっぽい。 |
あらためて1/20のエブロと比べてみます。
そういうことか・・・。
カウル自体のカーブは最初からいじらないつもりだったので、このあたりをよく確認していなかったんですね。
エアアウトレットを前にずらすとなると、ラジエーターの位置もぐっと前に持って行かなくてはなりません。
そうなるとここまでやった工作のほとんどが無駄になる。
そこまでやってもキット自体が「なんちゃって49B」なので、今回は微調整で済ませることにしようっと。 |
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(2022/02/13)
ラジエーターのエアアウトレットの自作は今回の改造の中でも重要な部分。
エブロの1/20キットを参考に形を確認していますが、どうもこれが今一つ怪しい。
左右が大きくカットされていて、これではラジエーターを通った空気をカウルの上に導けないように感じるんです。 |
カット自体は必要なんです。冷却水を運ぶパイプを避ける必要がありますから。
ただちょっとやりすぎじゃないかと思うんです。
ネットで調べたら、これぞバッチリという実車のカウル裏側画像を発見。やはりエブロほどはカットされていませんでした。 |
カットが大きい理由ですが、
・プラモでは射出成型品の薄さに限界がある
・組み立てやすさは何より大事
あたりじゃないかと推理しています。 |
以上を自分なりに咀嚼し、工作に入っていきます。 |
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最後に一部をカットしてこうなりました。 |
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アウトレットの位置はそれなりに前進させています。 |
時間が前後しますが、ノーズの前側もこんな風に加工。 |
形を整えてスライス。 |
中に入るパーツにメッシュを仕込みました。実車もこうなっています。
ノーズから飛び込んできた異物がラジエーターを痛めないようにしているんですね。 |
でも見えませんけど・・・。 ではここにカウルの上半分をかぶせてみます。 |
特に問題なし。 |
反対から見ると、冷却水パイプが見えます。
このアングルではそんなに気にならないんだけど・・・、 |
この角度からだとよろしくない。 |
直すことにします。 |
直しました(早!)。 |
実物よりは目立ちますが、このくらいだったらまあいいかって感じです。
(完成してから写真を撮る時、なるべくこのアングルは避けるようにしよう) |
あらためてカウルのはめ合いを確認。 |
特に悪い影響はなかったようです。 |
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