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長くなったのでページを変えます。
前回まではこんな感じでしたが、実車の写真と見比べて修正ポイントを発見。 |
この部分は、斜めの所の面積が広かったんですね。 |
こんな感じかな。 |
もう一つボディーの修正があります。
今回制作の参考にしているのは、第一にタミヤの1/20のキットですが、どうやらこれは前期型。でも現在各種イベントで走っているのは一回ボディーが作り直されたものらしいです(クラッシュして修復不能になったらしい)。
カラーリングが同じなので一見わかりにくいのですが、後期型は、
・ウイングが一枚
・リアフェンダーにラインがある
・サイドステップ前部のカール具合が違う
・リアウインドウがK3みたいに滑らか
・リアバンパーの真ん中がカットされていてエンジンの見え方が違う
・フロントエアダムの形状が違う
など、結構違いを見つけられます。
で、私が目指す方向性は後期型。それはリアウインドウの表現が好みだからです。
とは言っても、あまり厳密には再現せず、一部は前期型のエッセンスも残し、自分なりに解釈したかっこいい姿を目指します。
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リアウインドウのガラスの形を整えて、あとはいつものようにパテ細工。 キットのウインドウパーツを加工して使いましたので、ちょっとサイズが小さくなりましたが、あまり気にしません。 |
ルーフから滑らかにつながるラインが好きです。 |
ボディーを前に作った934のシャーシにはめてみます。 これはホイールハウスの「えぐり」を決めるため。K2はここの形状もワークスタイプとずいぶん違うんです。 |
ざっくりとした造形ができましたので、これからは二順目。細かいところの作り込みに入っていきます。
このあたりの段差も表現していきます。 |
リアも同様です。 |
いったん削り取った雨樋も、ボディーを滑らかに仕上げてからもう一回伸ばしランナーで作ります。 伸ばしランナーの断面は丸いのですが、完全に接着してからはなるべく本物っぽい断面になるよう、仕上げていく予定です。 |
フロントフェンダーのスリットですが、本物の写真などを見るとかなり立体的になってますので、極力それっぽくします。 |
K2はNASAダクトもボディーと一体化していますので、この段階で接着し、滑らかにつなぎます。 |
まだやることはたくさんありますが、ここまで来ると大きな変更は考えにくい。
黙々と作業を続けるのみです・・・だがそれが大変。 |
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ボディーの手直しもそろそろ最終段階、以下はボディーをシャーシにどう固定するかの説明です。
ご存じのようにタミヤの1/12ポルシェはボディーが前後二分割されていて、最後にシャーシに組みつける手順で完成します。実車を作っているようなワクワク感はありますが、完成時にゆがみや隙間が出やすいのが難点です。
右の写真は以前作った「934ロードゴーイングバージョン」のボディーですが、ご覧のように前後は一体化しています。
今回の935もそうやりたいところでしたが、ストライプ塗装のマスキング作業などを考えると、分割したまま作業した方がやりやすそうです。
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そこで今回はこんな風にしてみました。 |
もし最終的にゆがみが出た場合も、シムなどをかまして調整できると思います。
写真は載せませんが、リアも同様にやっています。 |
サイドラジエターもこの段階で作ります。 全て現物合わせで作りますから、塗装後にやろうとするとパーツの出し入れで傷をつける恐れがありますので。 早く塗装にかかりたい気持ちはありますが、こういうところを先にやっておけば、あとが楽になるはずです。 |
このパーツもディテールアップします。 |
裏はこうなってますが・・・、 |
削り込んで、とりあえずエッチングメッシュを貼ってみる。ずっと良い感じになりました。
1/12はこういう所が楽しめるのがいいですね。 |
クレマーポルシェのエンジンフードのメッシュはスリットではなく金網。
メッシュを切り抜いて貼ると、もしかしたら接着剤の跡が見えてしまうかもしれないので、真鍮線(0.8mm)で枠を作り、ここにはんだ付けして仕上げます。 |
黒く塗って・・・、 |
乗せてみます。
本物がどうなっているか良くわからないのですが、枠を作ったことで模型的にはかっこよくなりました。 ただこうやって乗せてみると、枠の内側にボディー色が見えてしまいそうです。
それは望ましくないので、もうちょっとエンジンフードの切抜きを調整しなくてはならないようです。 |
フューエルリッドカバーをプラ板で作り、ようやくボディーの改造が終わりそうです。 |
全体にサフを吹いて、934のシャーシにはめてみます。 この後サフの表面を確認し、いよいよボディー塗装に進みます。
(いや、それともシャーシの方、行っちゃうかも) |
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