jimmy 「モーリー、モーリー軍曹。」 モーリー 「う・・、うう、やめて・・・・。ああっ! 」 jimmy 「しっ、静かに! 今、助けますからね。」 モーリー 「あ、伍長。良かった〜。怖かったよう〜。・・・jimmy、一度抱いてほしかったの。」 jimmy 「やめろ、こら。 さあ、肩につかまってください。ほら、手を開いて。」 モーリー 「だめ、これだけはだめなの。」 jimmy 「??? 仕方ないな。よっこらしょ。」 ・・・・・・・・・ Miz 「おお、そうか! それでモーリー軍曹は?」 さかもっちゃん 「はい、すぐメディカルセンターに運びましたが、精神的に相当ダメージが・・。」 Miz 「おのれー、電動士め。」 さかもっちゃん 「モーリー軍曹のモバイルにこんな画像が入っていました。どうやら送信する前につかまったようです。」 Miz 「ふーん、これはリアのサスペンション部品だな。キットのまんまだ。だから何だってか?」 さかもっちゃん 「まあ、話を最後まで聞いてくださいよ。もう一つ、モーリー軍曹が手の中にしっかり握りしめていたものがこれです。」 Miz 「何だこれは。伸ばしランナーで遊んでいるのかな。それにしても下手だな。やーい下手くそ、下手くそ。」 さかもっちゃん 「誰に言ってるんですか?」
Miz 「うわっ。誰だ急に。」 さかもっちゃん 「フラターノブ技術将校です。ルマンギャラリーには参加していませんが、上層部の判断で今回の作戦アドバイザーに任命されました。」 Miz 「何だよ。俺だけじゃ作戦は指揮できないってか?」 さかもっちゃん 「だってアホだもん。」 Miz 「何か言った?」 フラターノブ 「私の推定だが、電動士は後部懸架装置の完全可動を意図していると思われる。 Miz 「おーい何言ってるんだこの男。漢字ばっかり使うんじゃねーよ。」 さかもっちゃん 「私にはわかりますよ。最後まで話を聞きましょう。」 フラターノブ 「スケール感を重視するためのバネの太さは約0.8mm、だがこれを金属で作るとなると、固すぎて動きが再現できない。」 Miz 「あー、頭痛くなってきた。」 さかもっちゃん 「要するにですね。完成後にサスペンションをピクピクさせて遊ぶには柔らかいバネが必要だから、わざわざ伸ばしランナーで作ってるってことですよ。」 Miz 「なーーんだ。早くそう言え。」 さかもっちゃん 「隊長以外みんなわかってますよ!」 Miz 「だがな、このうずまきの山を見ろ。みーーーんな失敗じゃないか。そんな簡単にサスペンションフル可動ができたら、逆立ちして飛行場一周してやるわい。」 ・・・・・・・・・・・ Miz 「おおっ。今回はご苦労だった。すっかり良くなったようだな。特別に休暇をやるからゆっくり休め・・・と言うつもりだったが、もう平服に着替えて、気が早いな。はっはっは。」 モーリー 「ではありがたく休暇をいただきます。さぁて、家に帰る前に”そふまっぷ”に寄って”ほーむぺーじびるだー”買ってぇ〜と。」 Miz 「あ・・・。」 さかもっちゃん 「直ってない。すっかり洗脳されてるよ。」 ・・・・・・・・・・・ Miz 「何〜い、いいから開けてみろ。」 jimmy 「はい・・・。あら・・、あららー。」 Miz 「何だ、早く見せろ。」
jimmy 「これ。」 さかもっちゃん 「隊長、たーいちょ−。白目むいて泡吹いていないで。たーいちょ−。」 ・・・・・・・・・・・ Miz 「ぜーはー、ぜーはー。う、腕が痛い。」 さかもっちゃん 「もう帰ってきたんですか。”ずる”しませんでした?」 Miz 「うるさい! おい!naga少尉を探せ!」 naga 「お呼びですか?」 Miz 「少尉、これこれこういうわけだ。君ならきっと電動士の妨害工作に成功してくれるものと期待しているぞ。」 naga 「はい、では早速。」 Miz 「だってモーリー軍曹とjimmy伍長のこと、話してないもん。」 |