ウィリアムズFW09っぽいホンダF-1の制作 その2 仮組み等

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(2024/10/02)

最近、作る可能性の少ないキットは展示会でばらまくなどしていたので、手持ちの1/20のF1キットはこの程度。

リジェとタイレルはデカールが黄変していて、ばらまけずに残ったもの。

ウィリアムズFW-07のデカールは大丈夫。しかも念のためにと社外デカールも確保してありますから、いつでも作れます。

ロータス79の状態も良好。加えてエッチングパーツ、アンドレッティのフィギュア、モータースポーツチームセットもありますから、ジオラマ風の作品が作れます。

だから最初、来年のNIPCOMはロータスで行こうかなとも思ったんです。それなのに何で面倒な河合商会キットを選んじゃったんだろうなあ・・・。天邪鬼だからしょうがないか。

エンジン周りです。

ラジエーターとインタークーラーは自作。

これを押し込めるとこうなる。

雰囲気は出てるかな。

続いてリアのサスペンション付近の仮組みを行ったら、リアタイヤがあまりにもグラグラなのでびっくり。

箱絵のイラストを見てもわかるように、設計段階から車軸がガタガタになることが約束されている構造でした。

このキットを組立てて走らせようとした人がどのくらいいたのか知りませんが、おそらくほとんどの人が挫折したか、かろうじて走ってもその姿に幻滅しただろうと想像します。

 

ただ今回はどうしてもモーターでタイヤを回し、サスペンションも可動させたいので、色々頑張って何とかしました。

なおタイヤはタミヤのリジェのもの。

キットのタイヤが今一つの出来だったので・・・。

フロントも色々やっています。

とにかくあらゆるところに手を入れています。

ちなみにキットのフロントサスはこんな風になってまして、一見スムーズに上下しそうなんですが、実際はガチガチに固まってしまい機能しません。

これを設計した人はこのキットを組んだことがあるのかなあと思うほどです。

私なりに工夫し、スムーズに上下するようにしました。
カウルを乗せてみます。

もっとひどい佇まいになるかと思ったが、意外と見れる。

今後カラーリングによって印象も変わってくるのでしょうが、ちょっと安心したって感じです。
(2024/10/08)

そろそろカラーリングを決めなくてはなりません。

この車、見た目は1983年の南アフリカGPに出たウィリアムズFW09に激似ですが、メーカーはそれを否定していますし同梱のデカールもわけがわからないことになっていました。

ただメーカーの言いなりで作るのは面白くないので、今回は1983年南アフリカGP仕様に極力近づけたい。

そうなると問題はデカール。調べてみたら海外ではこの河合商会キット用のデカールが売られていますが、入手が面倒そうなので別の手段を考えます。

 

そこでデカール狙いでこれを入手。1984年のダラスGPで優勝した時のバージョンで、価格は河合キットの10倍以上。

せっかくですので、このキットも後ほど完成させるつもりで下ごしらえを行っています。

ただし南アフリカ仕様とダラス仕様では色々違いがあります。 デカールの一部はタミヤのFW-07からいただけますが、それでも漏れはある。

しょうがないのでそういう部分は自作します。

例えばここにある「キングダム ホールディング カンパニー」は1983年シーズンだけのスポンサー らしい(※)。

※FW09は本来は1984年からの参加を予定していましたが、計画を早めて1983年の最終戦南アフリカGPでデビューし入賞しています。

ちなみに箱絵では一部のスポンサー名が変なことになっているのは前にお伝えしました。
一瞬、それを再現するのも面白いかなと思って作りかけてみましたが、大人げないのでやめました。
本体の方ですが、サスペンションは耐久性向上とスムーズな動き狙いでかなり改造。
このような台座も作りました。
いつもと違い、ミッションやサスペンション周りから先に仕上げ、塗装も済ませています。

回転部分をグリスアップしてからじゃ塗装ができませんので。

裏には怪しげなカム機構。
PA091126では動きの全貌を。
PA091127フロントは上下するとともに、わずかにタイヤが左右に切れるようにしました。
PA091128それに伴い、ハンドルもわずかに動きます。

・・・とまあここまで苦労しながら作ってみましたが、できてみての感想は、

「頑張った割にはこんなものかよ」

です。少なくとも一般ウケはしないな。


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