ウィリアムズFW09っぽいホンダF-1の制作 その1 下ごしらえ

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(2024/09/27)

大物のポルシェ910が完成しほっと一息。展示会 参加も年内はあと2回予定していますが、新作を準備する必要もないので気分は楽。

ストックを眺めながら「次、何作ろうかな」と考えている時が一番楽しい。

早めに手を付けたいのは例えばこちら。

ムルシとBMWはそれぞれ模型仲間からのプレゼント。頂いたものは優先して手を付けたいものです。ただしやるからには何か一工夫が欲しいので、それを見つけるまでが大変なんですよね。

 

クラウンは最近購入したもの。エンジン付き国産セダンは丁寧に仕上げるといい感じになるんですよ。

特に旧車はエンジンがそのまま見えるので見栄えがします。最近の車のエンジンルームはカバーに覆われていて面白くも何ともありません。

 

以前作ったクレスタも展示会で とても人気があったので、「二匹目のどじょう」を狙いたい下心もあります。
一方こちらは最近ネットで調達したもの。中古でとても割安でした。

1/43はかわいいし、コレクションするにも最適。凝らなければ短期間で完成させられるのもいいですね。

そんなことをしていたらいきなりこれが届きました。

とは言っても私が注文したものですが、頼んだのは去年の12月。注文がたまってから生産しているのかな。

 

このように作りたいキットが順番待ちしている今日この頃ですが、実はこれらより優先して完成しなくてはならない課題があります。

それはF1。

写真は今年7月のNIPCOMの様子

1/20のF1を作って並べようという企画ですが、来年もやるようです。今年は旧作を持って行ってお茶を濁しましたが、来年はちゃんと新作を準備したい。

で、やるからには他の人が絶対に選ばない車種、絶対にやらないギミックで勝負したい。

色々悩んで選んだのはこれ。

河合商会が1984年(40年前!)に発売したホンダF1です。

このキット、普通じゃなくってとても面白いんですよ。

 

モーターの搭載位置や減速機構がユニークです。

またフロントタイヤはタミヤの1/12みたいにステアリングとつながっています。

タミヤも昔のF1では走れるものがいくつかありましたが、モーターライズ用のエンジンとディスプレイ用のエンジンは別物のコンパチ仕様でした。

この点は河合商会のユニークさが際立っています。

ところでそもそも車種は何?

ぱっと見た感じはどう見てもウィリアムズFW09ですが、メーカーはこの車のボデーはオリジナルだと主張しています。

またカラーリングやロゴもどう見てもウィリアムズFW09(1983年南アフリカGP仕様 )ですが、

〇スポンサーロゴは、
 
saudiaのはずがsaodiaになっている
 ・ DENIMのはずがDEHIMになっている
 ・  一部のロゴ(特に中東系)がオミットされている

〇ゼッケンが6(本来は1)

〇ウインドシールドの形状が変

など愉快なことになっています。

 

 

じゃあ箱にどんなデカールが入っているのかと見てみるとこれだ・・・。

色々と触れてはいけない 「事情」を抱えたキットのような気がします。

ドライバーフィギュアです。

既視感があります。

こっちはタミヤのタイレルP34のフィギュア。
全く同じ。

河合商会がタミヤの許可を得てこの形にしたかどうかは知りません。

このように危うい香りのするキットですが、ユニークさではピカいちなので何とか形にできたら面白いんじゃないかと思います。

 

それでは作っていきましょう。

何でこんな精密なデフを組み込むの?・・・って悩んでしまう。
シャーシを仮組み。

電池を入れるスペースは、実車なら燃料タンクやラジエーターがある部分。

ピニオンギアは小さいものに交換しました。

そもそもこのような精密キットにスピードを求める感覚が理解不能です。

ボディーカウルをちょっといじります。

電池ボックスのせいでこのあたりがおかしくなっていたためです。

これにより電池は内蔵できなくなりますが、モーターライズ機構は活かす予定です。
ラジエーター、インタークーラーを自作し、エンジン部分も軽く組んで全体の佇まいを眺めてみます。

実車と比べて破綻しているところはあるけれど、これはこれで面白いかもしれませんね。

 

 
 

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