バンダイ 1/16 イターラの制作 その5 ボディーの修正

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(2020/06/23)

親しくさせていただいている模型仲間からこんな本の紹介がありました。

イターラが有名になったのは、このラリーで優勝したことが大きいと思います。本の存在は知っていましたが、買うまではないかなと思っていましたが、紹介を受けたならと取り寄せて読んでみたら、メチャメチャ面白い。

車に関する部分はもちろんですが、当時の世界事情までわかって歴史の勉強にもなります。

次々に襲ってくるトラブルも、もはやドリフのコントじゃないかと思えるくらいです。

 

楽しくやっているイターラ工作ですが、この本からさらに元気をもらいました。感謝感謝です。

前のページに使った画像ですが、このレイアウトだとドライバーが正しい運転姿勢を取れません。
そこで思い切ってこうしちゃいました。
相対的にステアリングギアボックスが下に下がるので、アームなどの取り回しも変わります。

実車も大体こんな感じです。

全体像はこうなりました。
最初に仮組した時はこうでした。

その時はあんまり気にならなかったんですが、このハンドルの位置、やっぱり変ですよね。やって良かった。

 
(2020/06/26)

この部分(ダッシュパネルと呼ぶのかバルクヘッドと呼ぶのかはよくわからないけど)の加工を行いました。

シートも半丸プラ棒で軽く細工。
感じが良くなりました。
ダッシュボードには木目シートを貼ります。

昔、某大手印刷会社の建材部門から手に入れていたサンプルシートの中からそれっぽいものを選びます。

本当の木材を使えばもっと面白いことはわかっているけど、まあこれで十分でしょう。

なお、床には手帳カバーを使用。

手帳カバーの素材はおそらく塩化ビニール樹脂ですが、塩ビが普通に使われるようになったのは第二次大戦の後。

ですから本物はゴム(しかも天然ゴム)だと思います。

これで面倒な作業は終わったかな・・・。

いやいや、やってみないと成功するかわからない作業が一つ残ってます。

 

(2020/06/28)

とても面倒くさい、でもぜひやりたかった作業があります。

キットのエンジンカバーは、ご覧のように上から山型のパーツがかぶせられ、下側左右にルーバーのついた板が取り付けられる構造。

本物とは全く違うので、大きく手を入れたいと思います。

まず空気取り入れのための出っ張りを切り飛ばしてずらします。

実物の位置とは異なっていますし、このパーツを真ん中から二つ割りにするためには邪魔なので。

真鍮パイプ、真鍮線、洋白版をはんだ付けしてヒンジを作ります。

この作業がとても大変でした。

どこがどう大変だったかを説明するのは難しいんですが、何度か失敗しながらスムーズに動くよう持って行きました。

鉄道模型をやっている人たちはこういうことを日常的にやっているんでしょう。慣れもあるだろうけど、すごいもんだ。

エンジンカバーに接着。

ここも位置決めが大変だったよ。

クラシックカーはこうじゃないとね。
もちろん右側も開きます。

この後サフを吹いてみるとあちこち変なところが見つかるんだろうけど、キットよりも明らかに良くなったと思います。

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