ここで、今回フォードA型を作っている背景を書いてみます。
モトネタはこれ。新潟市にある「新潟関屋自動車学校」さんが昭和12年頃に使っていた入学案内パンフレットの復興版です。
関屋自動車学校さんのホームページを見ると、その沿革は、
・大正 14年 11月 綿井自動車練習所開設
・昭和 7年 新潟自動車学校と改称
現在地に移転
・38年 10月 新潟関屋自動車学校と改称
となっています。
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こちらは関屋自動車学校さんの会議室に飾ってあった写真です。
現在日本では、四輪・二輪を合わせて8千万台程度の自動車が保有されていますが、ちょっと調べてみたら、昭和初期のそれは数万台、昭和10年ごろで20万台程度だったようです。
一般の市民がマイカーを持つなんてことはほとんどあり得なかったでしょう。そういう意味では車を運転するってかなり特別なことだったんでしょうね。
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私のサイトの下宿人「SHUN1/24」さんですが、関屋自動車学校の近くに自宅がありまして、ここの教習車や送迎車を何度も制作しています。
時には学校にお願いして取材をさせてもらうこともあったそうで、その縁で先日、これまで作った作品の一部を贈呈する儀式が行われました。
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左が社長さん、右がSHUN1/24さんです。
贈呈された作品は生徒さんの目に触れるところに展示されるとか・・・美味しすぎます。
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私もこの話に一口乗りたいと思いましたが、教習車ではネタがかぶってしまう。
バイクを取材して・・・、
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こんなシーンを作ったら面白いかなとも思ったけど、1/24には適当なキットがないし、1/12だとフィギュアが大変です。
しばらく悩んでいたんですが、ふと、いただいた復刻版パンフレットを見て「これだ!」と思ったわけです。
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パンフレットの中身から一部の写真をご紹介。
・・・シボレーですね。
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・・・やっぱりシボレーだ。
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とりあえず、こんなところまで進みました。
パンフレットの表紙写真と同じアングルです。
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ただここでちょっと考えた。
展示会などで完成品を見てもらう場合、台の置き方はおそらく横方向。
車を見てもらうには良いのですが、フィギュアの視線は左を向くことになり、全体として印象が良くありません。
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そこでフィギュアの首をちょっと曲げ、正面を向かせることにしました。
パンフレットの表紙写真を撮影中にちょっと脇から声をかけたら、6名がいっせいにこっちを向いたって感じですね。
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