ボディーに使う塗料、普段私はクレオスやタミヤを使っています。このサイトを見て参考にしようとする人がいた場合、どこでも入手できる塗料を使っている方がいいですし、値段も安いですから。
でも今回は3台平行制作ですし、幅を広げてトライしてみたい。
そこで入手したのは「精密屋」さんの「ロッソコルサ」及び「ウレタンクリア」。
|
組み合わせを整理しますと、
フジミ・・・赤はモデラーズのFERRARI RED(フェラーリレッド)、クリアは精密屋ウレタン
モデルファクトリーヒロ・・・赤は精密屋のROSSO
CORSA(ロッソコルサ)、クリアは精密屋ウレタン
タミヤ・・・赤はクレオスのSUPER ITALIAN RED(スーパーイタリアンレッド)、クリアはクレオス
となります。
精密屋のロッソコルサですが、ご覧のように三色の中では最も明るく鮮やか。ただ肉眼ではタミヤに塗ったスーパーイタリアンレッドと比べ、これほどの差には感じません。
精密屋のロッソコルサには蛍光色も入っているようなので、それがデジカメで撮った時に出てきているのかな?・・・想像ですけど。
|
タミヤはいつもの慣れた塗料ですので、さっさと研ぎ出しまで終了。
|
いつもの艶で、特に問題ありません。
|
次に「ウレタンクリア」ですが、これまで使ったことがない塗料なので、まずはフジミに練習台になっていただき、指定の手順で塗ってみました。
ウレタンが良いとされているところは、普通の塗料のようにシンナー分が揮発して固まるのではなく化学反応で硬化する点。だから一気に厚塗りできるのです。
重ね塗りはできれば避けたほうがいいようです。普通の塗料は重ね塗りしてもシンナー分が下の塗料を溶かすので一体化して行きますが、「ウレタンクリア」はその効果が期待できないので、剥離する可能性がある。つまり一発で決めてしまうことが原則になります。
(あんまり詳しくないので、間違っていたら教えてくださいね)
ではどのくらい厚く塗るかの勘所ですが、・・・・これまで経験がないのでわかりません。
|
そこで安全を考え、フジミにはかなり厚めに塗ってみました。
乾燥後の艶ですが、吹きっぱなしの状態は向かって左のフェンダー部分を見てください。
ボンネットの部分は研ぎ出ししてあります。
|
初めて「ウレタンクリア」を塗ってみての感想ですが、これは上手く使いこなせばなかなかいいものですね。
|
ヒロにも塗ってみます。フジミより若干溶剤を多めに入れ、厚さもやや薄くしてみました。
|
でも、吹きっぱなしのままでOKとは行きませんでした(最初から研ぎ出し前提でやってますから、きちんと下地を作っていないこともありますけど)。
|
このあと条件を変えていくつかチップに塗ってみたんですが、上手く行くとこのようにほとんど凸凹のないピカピカの面が得られました。
さらに経験を重ねていけば、最小限の研ぎ出しで済むようになれるかもしれません。
|
二台を塗り終わっても塗料は半分以上余っています。
税込み2625円と高価な塗料ですが、一瓶で5台くらい塗れるとなると、必ずしもコスト高とは決めつけられないような気もします。
|
|