フェラーリF40LM その5  ディフューザーの制作

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塗装もまだですが、エネルギーのあるうちに面倒な小物をやっちゃいます。

真鍮パイプを使ってこんなものを作り・・・、

こんな風になりました。位置決めしてから再度バラバラにして塗装して組み立てる予定です。

 

・・あ、このノーズはタミヤじゃなくて「モデルファクトリーヒロ(Model Factory Hiro)」のものでした。

2016年10月追記 : ある方から「上のパーツはどうやって工作するのか?」と質問が寄せられましたので、もう一度作って解説させていただきます。
F40には外形0.6ミリで肉厚も薄いパイプを使っていましたが、今回は外形1.0ミリ、内径約0.4ミリのものを使いました。それにより工作のコツも若干異なりますが、やっていることは基本的に同じです。
 
真鍮パイプです。
端面をつぶします。

きれいにつぶすには例えばピンセットに挟む方法があります。手持ちの中に良い道具があればそれに越したことはありません。

 

こんな風になりました。
次に左右に広がった部分を削ります。
彫刻刀などを使い、このように広げます。
真ん中を広げます。
今回はスパチュラを使いましたが、コンパスの針なども使えるかもしれません。
こんな風になってます。
二股に分かれた付け根は、紙やすりを二つ折りにしたもので仕上げます。
孔を開けます。間に薄いプラバンなどを挟むと、作業がやりやすくなります。
こうなりました。
先端を削って、片方完成。
もう片方は簡単です。つぶして孔を開けるだけ。
組み合わせて、伸ばしランナーで止めます。
ちなみに伸ばしランナーの丸まっている部分は、平らに削った方がリアルになるかもしれません。
実際のこのパーツはもうちょっと複雑な形状をしているのですが、1/24ならこれで十分かなと思います。
実は今回は「LMプロジェクト」として考えており、タミヤはその先鋒。 

タミヤだけでやめるつもりはさらさらなく、他にも「モデルファクトリーヒロ」のGTEやフジミのLMも用意して動いています。

右はヒロのディフューザー部分ですが、GTEとLMは形状が違い、参考にはなりませんでした。

かき集めた実車の資料をもとに自作する必要があります。

まずは洋白板で作ろうとしたのですが、思い通りの形状にするのが大変とわかり、あえなく挫折。

大人しくプラ板で作ることにします。
問題はトンネルの部分にアールがついていること。

ここには瞬間接着剤とHGパウダーを積層して・・・、

彫刻刀である程度形を整え、あとはひたすら紙やすりを使って・・・、
こんなものができました。
はめるとこんな感じです。

今回は実車資料を非常にたくさん集めているんですが(写真点数は500くらいかな)、残念ながらこのディフューザー部分がバッチリわかる決定的資料はありませんでした。

もしかしたら下面はこんな風にはなっていないかもしれませんが、もし知っている人がいても許してね。

外から見えるのはここだけだし・・・。
もちろん右の「ヒロ」用も作っています。

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