フェラーリF40LM その4  エンジン部の手直し

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フロントスポイラーを作っています。

写真は、プラ板の間にパテを挟み、押し付けて固まるのを待っているところです。

プラ板にはマスキングゾル改を塗っていますので、固まるとこのようにきれいにはがすことがでます。
パテで作っている理由は、左右のパーツの断面をテーパ状にしたかったらです(最初からプラ板を削るのは大変ですから)。
まだ工作の途中ながら、こんな風になりました。
おおむねボディーに目処がついたので、エンジンやタイヤなどを仮組みしてみます。

大きな問題はなさそうなので、エンジンルームに進みます。

F40LMのエンジンルームはノーマルとはずいぶん違っているのですが、それを再現するとなると完成まで何ヶ月もかかってしまいます。

かと言って、全くそのままも嫌。

そこでワンポイント改造として、インタークーラーに手をつけることにしました。

F40はターボチャージャーエンジンを積んでいます。

ガソリンエンジンはガソリンと酸素を混合して爆発させたエネルギーを利用していますので、馬力を大きくするには両方をエンジンにたくさん送り込まなくてはいけません。
(ちなみに同じエンジンでも気温が低い時の方が空気の密度が濃くなってパワーが出ます。レーシングカーなどではタイムも向上するくらいです。)

ターボチャージャーエンジンは排気ガスのエネルギーを利用して圧縮した空気をがっぽりエンジン内に送り込み、パワーを上げる仕組みです。

ところが空気は「断熱圧縮」すると温度が上がり(詳しくは「ボイル=シャルルの法則」や「理想気体の状態方程式」「PV=nRT」をキーワードに勉強してね)酸素密度が低下しますので、空気を冷却するためにインタークーラーという装置が必要となるのです。

F40LMはノーマルのF40よりもはるかにハイパワーですから、インタークーラーも大型化されています。つまり大型インタークーラーはF40LMには重要な識別ポイントなのですね。

 

プラ板とパテで箱を作り・・・、
キットのパーツに接着。
ジャンクのラジエーターをあさり・・・、
切り出します。
わざとらしいくらいエンジンルームにぎりぎり納まりました。

 

最初の状態がこれでした。

 

と言ってもエンジン部は所詮「なんちゃって」ですし、今回の制作の目的は「かっこいいLM」ですから、リアカウルは開閉させないことにしました。

だからボディーをはめて、上から見える部分が全てになります。

インタークーラーが非常に目立つ部分だってことがお判りいただけるでしょう。

ちなみに、LMのエンジンルームも個体によって色々あり、ここまで大きいものを積んでいないものもあります。

でも私はこうしたかったと言うことで・・。

 

他のところに手をつけるかは進めながら考えますが、おそらく何もしないと思います(期限があるし)。

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