F40はターボチャージャーエンジンを積んでいます。
ガソリンエンジンはガソリンと酸素を混合して爆発させたエネルギーを利用していますので、馬力を大きくするには両方をエンジンにたくさん送り込まなくてはいけません。
(ちなみに同じエンジンでも気温が低い時の方が空気の密度が濃くなってパワーが出ます。レーシングカーなどではタイムも向上するくらいです。)
ターボチャージャーエンジンは排気ガスのエネルギーを利用して圧縮した空気をがっぽりエンジン内に送り込み、パワーを上げる仕組みです。
ところが空気は「断熱圧縮」すると温度が上がり(詳しくは「ボイル=シャルルの法則」や「理想気体の状態方程式」「PV=nRT」をキーワードに勉強してね)酸素密度が低下しますので、空気を冷却するためにインタークーラーという装置が必要となるのです。
F40LMはノーマルのF40よりもはるかにハイパワーですから、インタークーラーも大型化されています。つまり大型インタークーラーはF40LMには重要な識別ポイントなのですね。
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