カウンタック その11 細々した塗装

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完成が近くなり、細々した作業ばかりになっています。

サイドのNACAダクトですが、ここを残していたのは最後に簡単な塗装方法を紹介するためでした。

またエナメル塗料を使いますからラッカー系に比べて塗膜は弱く、最初の段階で塗っていた場合、工作中に傷つく恐れがあったからです。

ではその方法のご紹介です。

上の写真でお判りのように、マスキングはかなり適当ですし、ボディー全面を隠すわけでもありません。

ここにエナメル半艶消し黒をスプレーします。

乾燥したらマスキングテープを剥します。
エナメル薄め液をティッシュに含ませ、はみ出した部分を拭き取って行きます。

結構きれいにできるものです。

エナメル塗料は筆塗り専用ではありません。また、もし余計なところにかかっても、いつでも拭き取れますので安心です。

ただ上でも書いたように塗膜はやや弱いので、今後の扱いには細心の注意が必要です。

ちなみに赤い方は、きっちりマスキングしてラッカーで塗ってあります。
フロントのナンバープレートのモールドはグリルと一体なので、ここにデカールを貼ることになりますが、プレート面だけはグレーに塗っておきます。
デカールの文字の白さをきちんと出すためです。
ウインドウの上にあるグリーンスモークは境界がぼけるように塗装すると実感が出ます。

そこで両面テープを”こより”状に巻いたものを貼って・・・、

 

プラ板を乗せて塗装します。
こんな感じに境界をぼかすことができます。

若干の「吹き返し」は、コンパウンドで磨けば除去できます。

エンジンハッチの裏側ですが、ちゃんとやりたければマスキングして黒をエアブラシするのでしょうけど、こうやってエナメルの艶消し黒を筆塗りし、はみ出たところをふき取り・・・、
艶消しクリアーを塗れば、筆ムラはほとんど隠せます。
ナンバープレートですが、キットのままでは左のように厚くなります。素組みなのでこれで行きたかった所ですが、やはり・・・と言うことで、0.3ミリのプラ板で制作。
2台のカウンタック、完成です。赤い方はもとより、こちらの青い方もいつもよりページを増やして丁寧に解説させていただきました。

皆様の工作のヒントになれば幸いです。

青カウンタックの完成写真はこちら

赤カウンタックの完成写真はこちら

カウンタック その11 細々した塗装

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