スライドマークが完全に乾燥したらクリアーを吹きます。
ただお断りしておきますが、クリアー吹きはカーモデルの仕上げ方法の一つでしかありません。面倒ですし失敗の可能性もあります。やるならばやる理由をはっきりさせていた方がいいかもしれません。
私がスライドマークを貼った後クリアーを吹くのは、「美しさが長持ちする」からですし、最後に研ぎ出しをするのは、「その方がきれいだなと感じる」からです。
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クリアー吹きはスライドマークを痛める恐れがあります。それを余ったスライドマークで検証してみましょう。
写真は、
(左)・・・普通に貼って1日置いた
(中)・・・普通に貼って4日置いた
(右)・・・マークセッターを使って貼り、4日置いた
となっています。そしてここにクレオスの缶スプレーのクリアーを一気にたっぷり塗るという「言語道断、歩行者横断」なことをしてみると・・・。
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(左)・・・普通に貼って1日置いた
は、マークが侵され大変なことになってしまいました。
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(中)・・・普通に貼って4日置いた
は、(左)に比べてまだましとは言え、よく見るとやはり侵食されてます。
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(右)は結構頑張りました。
以上からわかる重要な結論は三つです。
1.スライドマークを貼ったら、十分乾燥してからクリアーを吹くべし。
2.クリアーはいっぺんにたくさん吹いてはならない。
3.マークセッターはマークをしっかり貼ることができ、クリアーの影響からもマークを守る効果がある・・ようだ。
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以上を踏まえ、クリアを吹いていきます。
最初はふわっと2,3回・・。
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十分乾燥させて、恐る恐るペーパーをかける。
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再びクリアー。最初よりもやや多めでいい。
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十分乾燥させて、調子に乗り過ぎないようペーパーをかける。
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三たびクリアー。ややたっぷりめでOK。
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十分乾燥させて、一気にやっつけたい誘惑に打ち勝ちながらペーパーをかける。
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なんてことをやっているうちに、ほぼ段差のない表面ができました。
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そして仕上げクリアーを吹きます。ちなみにクリアー吹きには「乾燥くん2号」を使いながらも2週間はかかっています。
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