フェアレディSR-311の素組み制作 その2 シャーシの塗装

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(2020/05/07)

今日は、シャーシを一気に完成に持って行きます。

 

細かい部品が多々ありますが、ランナーから切り離した痕やパーティングラインは、できる範囲で整えていきましょう。

この部品(リアのダンパー)の場合、やる前が左、やった後が右です。

筆塗りも必要になってきます。

今回使うのはこの2色。タミヤのエナメルです。

筆はどこでも買えますが、最初はこのあたりを用意しておけば十分かと。
ただ、特に細い筆はなるべく良いものを揃えておきたいところです。作業性や仕上がりがずいぶん違ってきますし。

財布、そして今後のやる気と相談して決めてください。

缶スプレーの塗料(いわゆるラッカー系、瓶入りもある)とエナメルはクセが違います。

・ラッカー系・・・乾燥が早い、塗膜が丈夫、筆塗り時にムラが出やすい

・エナメル系・・・乾燥はちょっと遅い、筆塗り時にムラが出にくい、ラッカー系塗料の上に重ね塗りしても問題ないが、逆はなるべく避けた方が良い

この性質を利用すると、ラッカー系塗料で塗ったパーツにエナメルで上塗りし、エナメル用溶剤で一部を拭き取ればこんな表現もできるわけです。
ブラックとシルバーは、混ぜれば中間的な色も作れます。
今までの話をまとめるとこんな感じ。
・サフを吹いておかしなところを発見する。
・バリを整える。
・全体にジャーマングレーを吹く。

・中央部分はエナメルの黒、スポークは混ぜた色で筆塗りする。

となります。

 

 

ホイールです。

盛大なバリがありますが、普通の棒ヤスリや紙やすりでは作業がやりにくい。

こういう時は針ヤスリが便利です。
ホイールキャップを避けてクロームシルバーを塗ります。
タイヤのケバケバが気になる時はニッパーでカットしましょう。
そう言えば接着剤の紹介を忘れていました。

最近の(笑)キットには接着剤は入っていませんので、別に買う必要があります。

左はタミヤのものですが、プラモデル用なら何でも構わない。

また瞬間接着剤も便利です。

その他にもボンド系、エポキシ系、水溶性接着剤など色々ありますが、まずはこの二種類で十分かと。

シャーシの裏ですが、何にも考えずに黒一色で塗ってもいいでしょう。

本物のシャーシ裏は複雑で、これを再現できれば楽しいのですが、とても面倒です。

ちなみに写真は私が前に乗っていたレガシィGT30のもの。
プラモを作る際に参考にしようと持ち上げて写真を撮ったんです。

結果はこんな感じ。

今回はジャーマングレーをベースに、一部はメタルブラックを使ってお手軽に仕上げます。

ただし燃料タンクにはエナメル黒(セミグロスブラック)を筆塗りしましたが、塗ったままではこのように艶のムラが情けない。

こういう時は乾燥後に缶スプレーのスーパークリアー艶消しをさっと吹けばこうなります。
できちゃいました。

・全体はジャーマングレー(缶)
・サスペンションパーツはメタルブラック(缶)
・燃料タンクにはセミグロスブラック(エナメル)を筆塗りし、乾燥後にスーパークリアー艶消しをさっと吹いた
・排気管はセミグロスブラックとクロームシルバー(どちらもエナメル)を混ぜて作った色で筆塗り
・その他一部クロームシルバー(エナメル)を筆塗り

です。

SR-311はフレーム構造なので、おそらくフレームは黒、ボディーパネルはボディー色だと思います。でも実際はちょっと走れば汚れてしまいますから全体のイメージはこんな感じでそれほど違和感ないと思うんですけどね。

赤は今回はズルですが、アクセントになってます。

オイルパンとミッションケースはメッキ部品だったのでそのまま使用。

ただしオイルパンには先ほど作ったエナメルシルバーを薄めてスキマに流し込んでいます。立体感が出ます。

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シャーシの組み立てと塗装に費やした時間はおおむね5時間でした

累計10時間か・・・ボディー塗装と内装があるし、15時間目標はちょっと厳しいかな。

このページで使った道具のおさらいです。

・エナメル塗料・・・筆塗りに向いています。シルバーと黒を買えば、混ぜて別の色も作れます。溶剤も必要、筆洗いにも使います
・筆・・・ホビー用を2〜3種類。安いものでも使えますが、高いものはやっぱり違う
・接着剤・・・種類は限りなくありますが、まずはプラモデル用と瞬間接着剤があればいいかと

工具や筆などはこれからも使いますし、塗料も今回だけで使い切るわけではないので何とも言えませんが、プラモってキット以外にもそれなりにお金がかかるんです。でも楽しめる時間を考えればそんなに高い趣味ではないと思うけどね。

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