1/12GT-Rの組み立て その6 デカール貼り

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ボディー塗装、全部終わったと思っていたら一か所残ってました。
この部分です。内装やシャーシと同じ。
ちなみにボンネットヒンジがとりつく部分、今回は塞いでいます。

オリジナルですとこのように大穴が開いているんですが、ちょっとかっこ悪いと思ったので。

またここにリアルなヒンジを自作することも考えましたが、展示の際はボンネットを外すと思うので、今回は省略します。

いよいよデカール貼りです。

キットのデカールは二枚。まず真っ白のものを貼った後、その上に白以外が印刷されている方を重ねる仕様。

なんで一枚にしなかったのかはよくわかりません。重ね貼りすると厚みも増すので好きじゃないのです。

まずは「ウィンドウステッカー(通称ハチマキ) 」部分を貼ろうと水に浸けたところ・・・、
一気にヒビが入ってとんでもないことに。

20年くらい前のキットだから仕方ないのかもしれませんが、これは辛い。とても辛い。

白い方はどうかなと、使わない部分を水に浸けたらやはり同様。
このデカールをあきらめて別の方法を考えようかとも思ったのですが、もう緑も塗ってしまったし、この色に合うデカールなんかない。

そこで「リキッドデカールフィルム」のお世話になり、力技で進めることにします。

何とかだましだまし貼ることができました。
というわけで、他の部分も細心の注意を払いながら作業を進めていきます。

時々「あうぅうう」となる場合もあったけど、リカバーしながら一歩ずつ前進していきます。

ドアのゼッケンナンバーの部分だけは塗装にしました。

これは先日作った1/24ですが、今回のデカールはこんな風に90度曲げて貼るのは絶対に無理だろうと思ったからです。

 

デカールとトーンを合わせるべく、やや透けた感じになるよう気遣ったつもりでしたが・・・、
やっぱりちょっと白すぎた。まあいいか。
今日のところはここまで。

デカールが貼られると、一気にレーシングカーっぽくなってきます。

二巡目に入る前に一日ほど乾燥させ ・・・、
と思ったが、勢いに任せて一気に片づけちゃいました。
「ボディーのクリアー吹き⇔乾燥」を少しずつ繰り返している間に、小物を一つやります。

キットのシートはこんな感じで、とても適当。しかもこれを直接シャーシにパッチン止めする指示です。ちょっとつまらない。

 

そこでこんなものを作ります。

熱で折り曲げたプラ板にプラパイプの一部を接着したもの。

加工するとこうなります。

一見、一枚の板を複雑に曲げたように見えます。

裏から見るとこうなんですけど。
これを取り付けてみたら、とても不自然。
というわけで、側面を削って自然に感じられるようにしました。

 

シート取り付けレールを、それっぽくでっち上げてみました。

またシートベルトを通すために開けた穴の位置がいいかげんだったので、やり直してます。

レールは本物とかなり違うんですけど、ぱっと見た目の雰囲気重視です。
ボディーのクリアー吹きを開始。

おおむね上手く行きましたが、この部分含め、何箇所かでひび割れ発生!

古いデカールを「リキッドデカールフィルム」で押さえこんで貼っていたものですから、こういうこともある程度想定していたものの、さすがに凹みます。

タッチアップでリカバリーすることも考えましたが、満足できる仕上げにはならないだろうと思い、ここはマスキングして塗装でやることにします。

色はデカールと合わせるべく、微妙に調整。

先回は白を微妙に透けるように塗ろうとしてあまりうまく行かなかったのですが、今回は白にボディー色のグリーンや諸々を少しずつ混ぜてトーンを合わせたわけです。

何とかなりました。

デカールとの色の差も、ほとんどわからないくらいに一致しているので、まあ満足です。

ヒビも全くわからなくなりました。

いやー、良かった良かった。

とりあえずこの段階で仮組みしました。

今週末の静岡展示会には、この状態で持って行きます。

・・・と思ったが、残された時間でまだじたばたします。

デカールにヒビが入った場所で、簡単にタッチアップできない部分がここ。

ここも文字部分を完全にマスキング「。
デカールの色に合わせた黒を吹きます。
何とかOK。
まだ時間がある。ロールケージやシートも塗装しちゃいます。
これで本当に時間切れです。

さて、荷造りだ。

1/12GT-Rの組み立て その6 デカール貼り

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