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今回はフジミの1/12 GT-Rを作ります。
つい先日、三台も完成させたばかりなのに、またですか?・・・と言われそうですが、そもそもあの三台は1/12を作るためのスタディ。
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タミヤとフジミを作り比べたり、フジミの一台のキャビンを改造したのも、すべて今回のための事前確認でした。
静岡の展示会まで3ヶ月弱、今年は所属している「GARAGE24」の方に並べるネタはたくさん用意できましたが、もう一つメンバーになっている「伝説」の方に持って行くネタがないってのも理由の一つ
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絶対間に合わないことは承知だけど、やれるところまで進めます。 |
フジミの1/12GT-Rは1992年に一回作っています。
その時は頑張って完成させたつもりだったし、エピソードもいくつかあって記憶に残る完成品ですが、今の私の評価基準ではとても満足できる水準じゃない。
そこでもう一回リベンジって気持ちもあります。 |
まずはボディーだけ仮組み。
ボンネットがやや浮いていますが、このキットはそもそもこうなるので、もちろん直します。 |
このキットは、原則的に接着剤を使わず、ねじやスピードナットでパーツが組める仕組み。
またドアヒンジなど力のかかる部分はダイキャストになっている場合もあり、プラモ作りに慣れていない人でも比較的容易に完成まで持って行けます。
チャレンジングで良い設計思想を持っていると思います。 |
各部の確認に入ります。
ルーフの先端が歪んでいるので、ここはとりあえず蒸気でもあてて修正します。 |
ルーフ後端は上に反っていて、クリアーパーツとの隙間が目立ちます。
ここは蒸気程度では戻しにくいので、何とかしなくてはならないでしょう。 |
ドアヒンジをドアとボディーにねじ止めすると、かなりの隙間があることがわかります。 |
しかも開けてみるとドアの先端がボディーにぶつかる。
このまま作ると隙間は目立つし、ドアの塗装は剥げるしで困ったことになりますが、解決手段は考えてあります。 |
こちらはダッシュボードですが、取り付けに使う二本のピンの一方が大きく曲がっていました。 |
根元をライターで炙って修正。 |
このようになります。
曲がっていたのは成型時の何らかのミスか、梱包によるストレスでしょう。他のキットはそうなっていないと信じたい。 |
フジミの1/12
GT-Rは、ノーマルをベースにものすごく多くのバリエーションが発売されていました。
その全てを確認したわけではないですが、この共石GP-1プラスの場合はノーマルと比較して
・内装やシートがレース仕様
・ホイールは専用、タイヤもスリック
・ドアミラーが専用
・ロールバーがついている
・マフラーは横出し
などの修正が加えられているので、完成させると外観はグループAのレーシングタイプにはなります。
ただしロールバーの形が実物を全く違っているのは興ざめ。
また足回りやエンジンルームはそのまま手付かずなので、ボンネットを開けると「何だこりゃ」になりますし、グループAの外観の特徴である「極端なキャンバー(ハの字)」が再現されていないので、どうにも居心地が良くない。
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そこでまず、足回りをいじることにします。
こちらはフロントサスペンションのパーツですが・・・、 |
カットして足をつけて伸ばします。 |
こんな感じにします。 |
とりあえずこうすると、車高が下がるとともにトレッドが広がり、さらにキャンバーもつけられるので・・・、 |
ノーマルではこんな感じのたたずまいだったのが・・・、 |
こんな風になって精悍さが増します。 |
側面から見てみます。
こちらがノーマル。 |
修正後です。 |
リア側から見たノーマル。 |
修正後です。
リアも車高を落としたりしていますが、キャンバーはもう少しつけた方が良いかもしれません。
ただしこのあたりの修正はあまり重要ではない。 |
ハイライトは何と言ってもキャビンの修正です。
フジミの1/12 GT-Rの完成品が「何か違うなー」と感じる最大要因が、キャビンの形だと思っているので、そこを極力いじりたい。
1/24では屋根を切ったり繋いだりしたんですが、こうするとクリアーパーツまでいじらなくてはならなくなる。そうするとあちこち困ったことが出てきそうなので、ボディーの「修正」だけで何とかしてみます。
まずはクリアーパーツにマスキングし、ボディーに取り付けた後、隙間をシアノン(白い瞬間接着剤)でがっちり埋めます。 |
屋根に丸みをつけたいので、パテを盛ります。 |
あとはひたすら削っていく。 |
まずはこんな風になりました。 |
最初はこうでした。 |
実車はこう。 |
まだまだ作業途中ですが、良い方向に向かっているような気がします。
まあこんな修正、ほとんどの人にとってはどうでも良いことなのでしょうが、だれもやらないバカなことをしている時が一番楽しいし、これまでもそうだった。 |
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