1/24GT-Rの3台組み立て その2 塗装前の下仕上げ

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近い将来、1/12のGT-Rを作るための下準備として始めた3台の1/24GT-R。

フジミのボディーを切り刻んだことで一通りの確認ができましたので、今回のプロジェクトの目的は終了しました。

じゃあこの3台をどうしましょうと考えましたが、そのまましまい込むのはあまりにもキットに失礼なので、完成まで持って行くことにします。

ボディーにはトランクに給油のための孔を開けます。

ちなみに通常の給油口フタは、溶接で固定されているそうです。

これはフジミ、ここにホースをぶすっと差し込むわけです。
ところがフジミのこいつはプロトタイプですから、まだそこまでになっていなくて、リアウイングの根元の付近に給油口があるんでした。

何にも考えずに作業するといかんですなあ。

穴埋めなんて本当にばからしい。
このパーツは、ノーマルの部品を改造したものです。

足回りにも若干手を加えます。

GT-R(Gr.A)のフロントタイヤはかなりきついキャンバーがついています。

フジミのキットにキャンバーをつけてタイヤをはめるとこうなります。

タイヤの内側が地面についているのがやや不自然に感じます。

そもそもフジミのキットですが・・・、
普通に組むと、内側(写真では下側)が広がっていることがわかります。

(ホイールの幅や直径も適当で、そのまま組むととてもおかしなことになるんですが、そこは今回突っ込まないことにします。キリがないから)

理由はホイールがテーパ状になっているからです。

タミヤのホイールはパーティングラインがホイールの中央にありますが、フジミは下側。

金型の抜き勾配の都合でパーティングラインの部分の直径が大きくなるのでこうなってしまうわけですね。

 

そこでホイールを若干逆テーパ状に削ってタイヤをはめます。
かなり自然な感じになったと思います。
ボディーはまた若干いじりました。

Cピラーの屋根に近い部分を1ミリほど細くしています。

以前の状態と比べて、違いがお判りでしょうか。
フジミは大体こんなところかな。

色々頑張った割には「似てないオーラ」を放出しまくっていますが、まあこれはこれで・・・と。

タミヤはエンジン付きなので仮り組みに入ります。

排気系には軸打ちをします。

特に問題なくシャーシに収まりました。

・・・タミヤは楽だわ。

ただしタミヤのキットのエンジンルームは市販車のままのようです。

Gr.N仕様はとにかくあちこち手が入っているんですが、このキットの場合、内装は対応しているものの、エンジンルームは手つかずのようです。そこまで コストをかけると大変ですしね。

でもせっかくだから、ちょっとはいじることにします。

このパーツはプラ板とプラ丸棒で自作したストラットタワーバー。

 

1.5ミリの太さが欲しかったので、タミヤの2ミリのものを伸ばして作りました。
意外と良い出来。
とりあえずはめてみました。
二本の補強用パイプは、1ミリの丸棒をそのまま使いました。

本当はもうちょっと太いだろうと思うのですが、ここはあんまり強調したくなかったので。

エンジンルームをレーシングカー風にするため、さらに手を入れます。

補機類や細かいパーツはジャンクやプラ板、パテなどで自作。

こんなのも作ります。
キットでは省略されている、インタークーラー配管もパテで自作。

ただしインタークーラー自体の形状は市販車とレースカーでは違うので、「大体こんな感じ」ってことで許してください。

自作したパーツをセットし・・・、
エンジンを載せます。
ボディーをはめてみました。
配管はまだ多数あり、もっともっと作り込みたい気持ちもありますが、今回はこの辺りで止めて次のステップに行こうと思います。

それでも市販車とはずいぶん違うようになったと思う。

1/24GT-Rの3台組み立て その2 塗装前の下仕上げ

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