1/24GT-Rの3台組み立て その1 キットの確認と手直し

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来年(2017年)の静岡展示会の仲間内のお題「ツートーンカラー」は、パルサーを完成させてまずはノルマ達成。

「ツートーンカラー」はもうひとつ手がけるかもしれませんが、とりあえず気持ちが楽になったので、残り10か月で何をどう作ろうかと思い巡らせていますが、年に一度は1/12をやりたい気持ちもあるので、まずそちらのイメージを固めておきたいところです。

1/12はF-1やポルシェならちょっと持ってるんですが、できればそれ以外でやりたい。

ただ1/12の箱車の面白いものは大抵絶版なので、入手にはかなりの出費を必要とします。

でも時々ネットで出物を見つけることもあります。この箱もそのようなキットを先日ポチったもの。

新品なのにほぼ定価(1万円前後)で買えましたが、普通は中古でも2万円弱、新品なら3〜4万円くらいするのが相場のキットなので、ありがたかったです。

 

こちらも同じくポチったもので、やはり新品。若い頃、高くて手が出なかったキットです。

こちらは流石に定価の倍近くの値段がついていましたが、今買わないと欲しい時に手に入らない可能性もあるので、思い切って購入。

 

両方ともまだ中身は秘密にしておきますが、どちらも状態は最高でした。

 

それとは別に、模型店でこんなのも入手しています。

フジミのGT-R(1/12)は20年以上前に作ったことがありますが、もう一回チャレンジするのも面白そうです。

ただしこのフジミのGT-R、1/12も1/24も正直言ってあんまり形が良くないように感じるんですね。本物が持っているワイド感と言うか、力強さが伝わって来ない。

そこで在庫にも協力してもらい、いじると良くなるか、ならないのかをテストしてみたいと思います。

 

まずは二台を仮組みします。
フジミはこんな感じ。

タミヤはこうです。

一台だけだとわからないかもしれませんが、比較すると特にキャビン周りの印象がずいぶん違うことに気付くのでは?

横から見るとフジミのキャビンが四角っぽくて・・・、
タミヤのキャビンが丸っこい。

特に屋根からリアウインドウにかけてのカーブが ずいぶん違うことがわかるでしょう。

では実車はどうなのか・・・。

フジミの箱の実車写真を見てみます。

タミヤの方が近い感覚です。
正面からも見てみましょう。
タミヤの方がサイドの傾きがきつく、Aピラーも細いです。

これによりキャビンが相対的に小さく見え、ワイド感が出ていると感じられます。

実車はこうですね。

特にAピラーの見え方は、タミヤの方が「らしい」です。

またキャビンの高さはフジミがやや低い。
と言うわけで、フジミのボディーに一つ犠牲になってもらい、

・屋根の幅を狭くする

・屋根に丸みをつける

・屋根の後ろ部分を滑らかにし、リアウインドウにスムーズに繋げる

・改造されたボディーにフィットさせるべく、クリアパーツを調整(ここが結構大変)

などをやることで印象がどう変わるのか実験します。

どうせやるならと、ちょっと極端に幅を詰めます。
サフを吹き、屋根中央部分の幅を確認します。
タミヤはフジミより2ミリちょっと狭い。
フジミをいじったのもはさらに狭く しました。
横から眺めます。
次は少し上から。
正面(やや斜め)。
ここまでやっての感想です。

キャビンを小さくしたことで確かにダイナミックさは増したと思いますが、私の脳内イメージのR32になったかと言えばそうでもない。

フジミはもともとキャビンの高さがやや低め。改造はさらにそれを助長させましたので、全体のバランスが崩れてしまいました。

 

ちなみにタミヤの形はどうなのか・・・ですが、「筋肉質な感じ」「ぬめっとしたイメージ」は結構上手く表現していると思いますが、逆に「やりすぎ」の 感もある。

例えばこのノーズのラインですが、ボンネットからフロントグリルにかけてラインが丸く繋がっているのに対して・・・、

フジミは角ばっています。

どちらかと言えばフジミの方が実車に近いのではないかと感じます。

 

R32のキットはアオシマからも出ていますし、ミニカーも多いですが、私の知る限りでは「これだ!」という理想的な形を見たことがない。

おそらくですが、実車があまりにも有名で写真や実物を見る機会も多いため、少しの違いでもそれが気になってしまうのではないかと思うのですが、いかがでしょう?

 

 

以上を踏まえ、フジミの1/12を作る際には今回の結果を反映させたいと思います。ただ作るかどうかはわかりませんけど・・・。

で・・・、今回サフまで吹いたこの三台はどうしよう。そこまで考えていなかった。

1/24GT-Rの3台組み立て その1 キットの確認と手直し

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