アルピーヌ・ルノー A210(1698ル・マン)の制作 その1  下ごしらえ

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(2021/04/15)

頂き物の1/43キット(レジンorホワイトメタル)4台のうち、

ポルシェ917LH

ディノ206S スパイダー

は1月に完成させていますが、慣れているプラモと勝手が違うこともあって出来は今一つ。

そこでさらに腕を磨くべく、3台目のこれを作ってみようと思います。同時並行で進めているA310との親和性も高いし。

このキット、4台の中では一番テキトーな印象。

パーツ数は少ないし、精度も甘甘。

またデカールが黄変しています。

ボディーはこんな感じで、全体にボヤっとしています。
デカールは試しに半分を隠して日光に晒したところ、それなりに白さが回復。

使えそうな雰囲気になってきました。

一方ウインドウパーツはどうにもなりません。
このまま作っても100円ショップで売っているおもちゃのミニカー程度の仕上がりになるでしょう。
またヘッドライトのパーツはこう。

飴細工みたいですね・・・と言ったら飴細工に失礼なレベル。

A210ですが、1968年のル・マンには5台が参加し、2リッターエンジンの57号車が総合9位(クラス1位)になった他、リタイアした56号車を除く3台も良い成績を残しています。

 

そんなこともあってかファンも多いようで、1/43の完成ミニカーは色々出ているんですが、そのどれも結構出来がいい。

それに比べてこのキット、このままじゃ完成ミニカーに到底及ばない水準なので、大きくいじることにします。

まず補助ライトですが、プラ板にアルミテープを貼ったものをポンチで打ち抜き、 そこに透明レジンを乗せて作ってみました。
印象は悪くはないが、ちょっと小さかった。
今度は真鍮パイプにアルミテープを押し付け、やはりここに透明レジンを乗せてみました。
ヘッドライトはパテを削り出し、そこにやはりアルミテープを貼りました。

レンズカバーには塩ビを絞ったものを使用。

まあいいいんじゃないかな。
窓ガラスはいつものようにパテで型を作って塩ビを絞る方法で作ります。

前側は上手く抜けたんですが、後ろは計算ミスでこのように・・・。

最近、誰かさんが同じような失敗をしているのを見て、

「おぬし、まだまだよのう」

とほくそえんでいましたが、そのばちがあたったのかも。

でもレジンは瞬間接着剤でリカバーできますので、致命的なことにはなりませんでした。
これを使って絞ります。
リアはこんな感じ。オリジナルよりは良くなったと思います。

フロントも合格範囲です。
というわけで、現在の状況はこんな感じ。

急ぐ旅でもないし、極力丁寧に工作を進めて行きます。

 

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