ポルシェ910レストア その3 シャーシ関係色々

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フロントの足回り関係が続きます。

これはステアリングのタイロッドですが、ご覧のようにゴムのブーツでつなぐようになっていますので、作ってから何年か経つとゴム自体がボロボロになったり、プラを侵してしまう可能性があります。

そこでプラパーツを若干加工してから、このようにスプリングを使ってタイロッドをつなぎ、ちょっと内径を拡げたブーツを差し込めば・・・、
見た目はわからないけれども長持ちするジョイントの完成。

もしゴムが劣化しても、ひどいことにはならないでしょう。

こちらはエンジンルームにある、ブレーキとミッション冷却用のダクト。
蛇腹の部分はスチールのスプリングなので、通常はこのように真っ直ぐです。
キットにはこのように曲がった状態で取り付くのですが、常に戻ろうというテンションがかかるので、頑張って接着しても時間が経つと外れやすくなります。
でも、バネをガスコンロで焼きなますと、このように曲がったまま落ち着くんです。
ただこの部分、本物はあくまでもフレキシブルダクトであって、決してスプリングではありません。

そこでこのように引き伸ばした後、メタルシールを巻くと・・・、

こんな感じになります。

40年前はここに薄い和紙を巻いていましたが(ただしスプリングの焼きなましはしていなかった)、経年変化でボロボロになっていましたので、より本物に近い素材に変えてみました。

取り付けるとこうなります。
そうそう、リアタイヤの取り付けもちょっと工夫したので、説明させていただきます。

タミヤの1/12シリーズは途中からホイールがビス止めになりましたが、初期の頃はユニバーサルジョイントとホイールは接着だったんです。

そうなるとタイヤを交換したりしたいときにすごく面倒。

そこでこのようにユニバーサルジョイントの中央に穴(1.8ミリ程度)をあけ・・・、

ホイールにも孔(2ミリ強)をあけ、2ミリのビスでねじ止めします。

ビスの頭はホイールナットで隠せますから、見た目も問題なしです。

エンジンと足回りがほぼ組みあがりました。
モーターに電池をつないでみると、結構スムーズな音で回転します。

早く走らせてみたいなあ。

今度は電飾。

まずはテールランプからです。

万一のことを考えて、コネクタも仕込んでます。
40年前の姿がだんだん蘇ってきました。

 

ポルシェ910レストア その2 シャーシ関係色々

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