ポルシェ906 ボディーの改修−2

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匠がウインドウを逆光にかざしています。

そう、このキットの抱えるもう一つの問題は、凸モールド。ウインドウの透明度がないため、クリアパーツは研ぎ出しが必要となりますが、凸モールドは一緒に消えてしまいます。

さて、どうするか・・・。

 

 

 

おや、匠は何やら怪しげなテープを取り出しました。

何と、それは水道工事に使う亜鉛粘着テープだったのです。テープを細く切ってウインドウに貼り、それをガイドにカッターですじを入れれば、安全に凹モールドが彫れるるのです。

すじ彫りが施され、ペーパーをかけられ、ウインドウは見事な凹モールドを手にしました。
次に匠が眺めているもの。それはキットのシートでした。一体となったそのシートを匠はいったいどうするつもりなんでしょう。
と、突然、匠は同業者のSHUN1/24さんの家に行き、ジャンクBOXをあさりはじめたではありませんか。

ようやく見つけたシート、それに匠は・・・・、

なんと、パテを盛りはじめたのです。
その後 匠はシートを削りはじめ・・、
やがて座り心地のよいシートが完成しました。もちろんこれは「匠オリジナル」。
ご覧ください!

「改造の詐欺師」の異名をとる匠ならではの技の結晶。

薄暗かったウインドウは輝きを取り戻し、太陽の光を余すことなく取りいれ・・・・、

ドライバー二人がゆったりとくつろげる、広々とした空間が出現したのです。

 

しかし改造はまだやっと四合目、ポルシェ906は、このあとどのような牙を剥いて匠に襲いかかってくるのでしょうか・・。