過去作の振り返り・・・私は何を作っている時に楽しさを感じるのだろうと考えた
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(2022/08/06) 7月17日に「NIPCOM第13回プラモデル展示会」に出品参加し、色々刺激を受けて戻ってきました。キャラクターメカ中心の展示会で
したが、私の知らないジャンルではカーモデルとは違う表現手段・テクニックが多々見られ、ものすごく勉強になりました。
またカーモデルに興味を持っている人は少ないだろう、暇だったらどうしようと心配していましたが、私の所に寄ってくれる人は結構いました。
私が並べた作品の中で何がウケたかをまとめるとこんな感じになります。 |
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ムービングベルトやイターラは「特A」。
動きがあるので、嫌でも目を引きます。 |
またイターラはかなりディテールアップしているので、動いていなくても存在感がある。
どこかの展示会に参加する時には必ず持って行きたい一台です。 |
逮捕しちゃうぞTodayも、結構注目されました。
このマンガやアニメを知っている人も多いでしょうが、それを除外しても「フィギュア」「小物」「パトカー」と目を引く要素が多い。 |
ケーニッヒテスタロッサは在庫消化のためにさらっと作ったものですが、いわゆる「スーパーカー」が好きな人も多く、予想に反して好評でした。
比較的最近の作品なので、仕上がりも良いですし。 |
この他1/12と1/24を組み合わせた展示も写真を撮る人が多かった。
カーモデルで中心的なサイズは1/24だと思いますが、それを踏まえた上で1/12を見ると、その大きさの意味が鮮明になります。
この手法は今後も”あり”だと感じました。
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 逆に新作のロータス49Bの反応は今一つだった。
昔のF-1そのものを知らない人も多いでしょうし、もとのキットを知っていないと、どこをどう手直ししたかは作った人じゃないと気付かない。
一般ウケを求める作品じゃないんだと思いました。 |
こんな風にNIPCOMを振り返り、他の人の作品にも刺激を受け
た上で、では今後私はどんな方向のモデリングを進めると良いのかを考えたい。そこで過去作を引っ張り出して一つひとつ眺めてみました。
頑張って作ったのに今一つ大切に思えないものとか、作った時はあんまり思い入れがなかったのに、今見ると結構素敵にできたなあと感じるものなど、色々です。
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ひととおり総括し、あらためて自分がやりたいこと、得意なことを整理するとこうなります。
・子供の頃から好きだった模型作り、これを多くの人に楽しんでもらいたい。特に未経験者・子供さん・初心者・出戻りさんを意識したい
・模型、特にスケールモデルは実物(主に機械)を模したもの。そして実物には「からくり」がある。プラモデルも、ただ作品として眺めるだけでなく、極力「からくり」を再現したい
・ディテールアップや改造は模型の楽しさを伝える手段のひとつに過ぎない。やりすぎていたずらに時間をかけるより、素組みであっても魅力的なものができることを証明したい。完成作品数も多いに越したことはない
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過去作の中にそんな思いが込められたものもあります。
このシルビアはドアを切り離し、普通に
左右に開くとともに跳ね上がるように加工しました。
結構複雑な構造で、展示会でこれを実演するのは手間なんですけど、「からくり」としてはとても面白い。 |
動画じゃないとよくわからない。 |
タミヤのカウンタックは10年以上前のもの。
「からくり」は二か所あります。 |
こっちは一発芸なので、展示会でもお見せできます。 |
こっちはほとんど自己満足の世界。でも面白いでしょ? |
実はこんな「からくり」を作っている時が一番楽しい。要するに私のモデリングは夏休みの工作の延長なんですね。
これからも楽しいモデリング、続けて行きます。 |
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