そこでやパンサー以前のお話には、偶然捨てないでいた組み立て説明書などを使っています。これらは版権がメーカーにあるため、各社にお伺いをたてようとしたのですが、ほとんどの会社はもう残っていませんでした。残っていたのはタミヤ・日模・青島だけでした(日東はちょっとニュアンスが違う)。 タミヤの模型については、このサイトでもプラモ、R/C両方面で数限りなく取り上げていますが、それは私が作ってきた模型が必然的にタミヤに「なってしまっただけ」のことです。それだけタミヤは魅力的な模型を作り続けて来ました。
なぜ ”タミヤだけ”
がこんなにも成功したのか?・・その答えは簡単です。タミヤが作り手、遊び手が要求している以上の答えを用意して来ただけのことです。それは品質であり、工夫であり、レース、イベントなどのマネージメントであり、アフターサービスなどの顧客満足であるわけです(価格は魅力的とは言わない)。それは魔法でもなんでもなく、ただやろうとする意思と実行力が、他の会社に比べて圧倒的に強固だったからに他なりません。
ちょっと前置きが長くなりました。さて、「田宮模型の仕事」では特に戦車モデルについて、いかに実物の取材が大切か、ページを割いています。そして実物の取材によって初めてモデル化されたのが1/25パンサーだと言う事も。
1967年7月(私は中学2年)に発売されたこのモデルは、私にとっても特に思い出深いキットでした。