タメオ ティレルP34の制作 その1 下ごしらえ

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(2023/06/03)

静岡の展示会(5月13〜14日)が終わった後、2週間ほどはほとんど模型に触らず過ごしていました。

静岡で多くの作品から刺激を受け、では自分は今後何を作ると楽しいのかを考えていたんですが、そう思うようになった理由のもう一つは体力の低下ですね。

毎年ゴールデンウイーク期間中には奥さんの実家の田植えを子供達とともに手伝っているんですが、今年は疲れ方が前より明らかに違う。

歳が歳ですからしょうがないんですが、体力の低下にいよいよ加速度がついてきたなと痛感しました。

模型にしても、現役でバリバリ作れるのはあと10年くらいかもしれません。

でも作りたいネタを残したまま引退はしたくない。

後ろを振り返らず前に進むためにもと、5月後半は資料としてため込んでいた古い模型雑誌・自動車雑誌などを大胆に処分したり、工作室の塗装ブースを作り直したりしていました。

まずは右のものを作ってみましたが、薄くなってかっこよくなったものの、性能が今一つ。

 

再度作り直しました。

圧迫感は半端ないですが、快適に作業できるようになりました。

自分は何を作っていると楽しいのか・・・ですが、1/24もいいんですが、やはり1/12は外せませんね。

大物なので気合を入れて工作しますから完成時の満足度も高いし、ここにあるものの多くは自分なりに手を加えていて、他の人とかぶっていないのもいい。

今後作りたい1/12ネタはいくつかあり、キットも確保してあります。

でもそのどれもがやるとなるととても面倒なんですよ。 元気があるうちに作らないと・・・。

それはそうとして、工作再開はこれで進めます。

頂き物の1/43タイレルです。

資料はいくらでもありますが、主にタミヤの1/20キットを参考にします。

 

タメオのキット、フルディテールではありませんが、エンジン部分は丸見えでパーツ数もかなり多い。
エッチングパーツもこの通り。

ただエッチングパーツは断面が四角っぽくなるので、例えばパイプなどを表現しようとしたら不自然になります。

そのあたりは極力修正するか、真鍮線などに置き換えることになるでしょう。

ちょっと気になったのがここ。

ラジエーターはボディーにエッチングパーツを貼る設定になっています。

完成するとタイヤに隠れて目立たなくなりますが、好きじゃない。

そこでこの部分はカットし・・・、
エッチングバーツの複製を作り、間にプラ板をはさんでラジエーターを仕立てます。
ついでにオイルクーラーも作ります。

なおラジエーターのエッチングパーツにサフを吹いてみたら結構出来が悪い。

艶を落とした黒でも吹けばほとんどわからなくなるのでしょうが、ちょっとがっかりでした。

できるところまで仮組してみました。
パーツの多くは瞬間で接着しています。

そうやってちゃんと組めるかを見ているわけですが、最後にはシンナー(ツールクリーナー)にどぶ漬けして接着剤を溶かすつもり。

普通のプラモならできない技ですが、このキット、金属製ですから。

 

ディテールアップは特にやらなくても十分みたいですね。
でもここだけは手を入れました。

リアのコイルスプリング&ショック部分があまりにも適当だったので・・・、

こんな風に工作。

スプリング、ちょっと太いかな。やり直します。

 

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