ちなみに大滝製作所ですが、私の知っている範囲では、
○プラモデルやり始めたのは1960年頃〜廃業は1980年代半ばと、二十数年の歴史。
○創業から廃業まで大滝勝氏が社長を務めていた。本社は北千住にあり、この他に埼玉の庄和町と越谷市に工場があった。社員数は数十名であった。
○廃業後、金型はアリイ・童友社・フジミなどに引き取られ、現在でも販売されているものも多い。
とこんな会社です。
廃業の詳しい理由は知りませんが、資金繰りと聞いたこともあります。
1976年にタミヤが電動ラジコンカーを発売してブームになったことは皆さんもご存知かと思いますが、このとき当然ながら大滝を含めライバルメーカーもこぞって追随したものでした。しかし二番煎じ、三番煎じの商品はあまり売れず、投資が回収できずに倒産した会社や規模を縮小した会社もたくさんありました。また、プラモデルのニーズも変わっていきましたが、大滝はそれらについていけなかったのではないかと考えています。
ところで大滝のキットのテイストですが、全体に手堅く作っている感じはあるものの、模型としては大味なものが多いという印象を持っています。でもかつてはずいぶんお世話になったメーカーとして、とても懐かしさも感じる会社です。
そんな思いを心に灯しながら工作に入って行きます。
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