トヨタ7(1968) その 4 各部の仕上げ

 前の工程へ    工作机INDEXへ   
何とかなるかなと思っていたクリアーかけの工程ですが、やはりタッチアップしたボディーの部分がどうにも気に入らず、このまま先に進んでも満足できないなと思うようになってきました。

 

そこでとりあえずゼッケンの所を丸く覆い、ボディー前半部に再度イエローを吹いてみたんですが、わかっていたこととは言え、これですとゼッケンの方がボディーより奥にあることがバレバレになっちゃいます。
ここまで来てずいぶん後戻りになってしまいますが、ボディー前半部を一からやり直すことにしました。とほほ・・・。
当然ながらゼッケンは作り直しですので・・・、
白丸はマスキングして塗装、ナンバーは自作デカールでやることになります。

結局キットのデカールは一つも使わないことになっちゃいました。不本意ですけどしょうがないです。

せめてもってことで「5」の数字は、より実物に近い書体にしました。

今度こそ、このまま行けるんじゃないかと思います。

また、退色していたデカールの白丸に比べ、塗装した白はきれい。

結果的には良い方向に行ったんですが、仕上がりが悪かったとしても45年前のデカールを使ってあげたかったなと悔いが残ります。

インクジェット用自作デカールは水性インクの層を防水コーティングするため、どうしても厚くなりがちです。

段差をなるべく出さないためにはクリアーも厚めに吹いて研ぎ出ししなければなりませんが、その勘所がとても難しいです。ドアの部分もクリアー層を全部削ってしまい、再度マスキングしてクリアーの吹き直しって作業を二度行いました。

 

このパーツはボンネットフック。プラ板と伸ばしランナーで作ります。

小さいけど、7つの断片からできています。出来不出来は肉眼では良くわからず、こうやってデジカメで撮ってみると、ずいぶんラフだなとわかるんですが、この後塗装すればわからないでしょう。

 

ここに使います。
ドライバーフィギュアは、顔の部分はオリジナルですので、あんまり真面目に塗らず、クラウンモデルに敬意を表します。
ボディーサイドに打ち込むピンを作ります。

洋白線の先端を丸めて磨く作業を約70回繰り返します。意外と時間がかかるんですよね、これって。

 

インセクトピンを使う方法もありますが、この方が仕上げが良くなるような気がして・・・。

ちなみに上の写真は左側面。こちらは右 側です。

私は何か失敗の恐れのある作業をする場合、大抵右側面から手がけます。

何かミスっても右側面は中心的に見られる方向ではないからです。

ピンの差し込みのコツをつかめず、ちょっと見苦しくなった場所が2〜3ありますが、右側面なら我慢します。

最後はリアーの仕上げ。これで長かったトヨタ7の工作 は終了です。

おもちゃのようなクラウンモデルのキットを改造した今回の工作。正直言ってちょっと無理があったかな・・・その分仕上げは今一つだなと思いますが、1/24のまともなキットがない現状では「希少価値」ってことで見てください。

完成写真はこちらです。

トヨタ7(1968) その4 各部の仕上げ

 前の工程へ   工作机INDEXへ