トヨタ7(1968) その1 ボディーのパテ盛り

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不本意なマセラティの仕上がりは、こっちに\(^^\)置いといて(/^^)/、次の工作を開始します。

クラウンモデルの3リッタートヨタ7(初代)です。

調べてみますとキットの発売は1968年の11月。価格は350円。

(1月と書いている資料もありましたが、実車は5月の「’68日本グランプリ」でデビューしていますから、おそらくミスプリントでしょう)

箱を開けると、結構デラックスなパッケージになってます。
デカールは日本グランプリでも使われたロゴやマークと、あまり関係ない各種のマークが入っています。

このことからも日本グランプリ以降に発売されたことがわかりますが、このゼッケンナンバーやトヨタ7のロゴ(白)、そしてヤマハ、日本電装のマークの色の組み合わせでは、日本グランプリに出場した4色のトヨタ7のどれ も再現できないのが残念ですね。

・・・と言うか、そういうところに文句つける方が間違いなんですけど。これは「おもちゃ」ですから。

タイヤはこんな感じ。

懐かしい組み方です。

モーターはもちろん日本製マブチ。ピニオンは金属製です。
ちゃちゃっと配線してシャーシ終了。
それからボディーに細かいパーツをつけて、1時間くらいで完成しました。

子供がやるとしたら倍以上はかかるかもしれませんが、例えばお昼過ぎに友達と一緒に模型屋に行って購入し、組んで遊んで、どこかにぶつかってパーツが取れて・・・、そんなことしているうちに夕方になってと、何だかんだで半日遊ぶにはちょうどいい難易度だと思います。

(それが今は一個作るのに二か月だよ。もう少し何とかならんかと思う)

結構良く走るよー。

このキット、まさか発売45年後に組み立てられて走らされるとは思っていなかっただろうな。

ちなみにこのキットの造形ですが、フロントは5月の日本グランプリの本番で走った形状を再現しようとしているようですが、リアカウルの方は2月に鈴鹿でテストした初期バージョンに従っています。

要するにこのような形の本物は存在しなかったと考えても良いのではないかと思います。

一方箱絵の方はフロントが鈴鹿テスト版、リアが日本グランプリ版のようにも見えます。

わけのわからないことになってますが、先ほども書いたようにこのキットは「おもちゃ」ですから、ガタガタ言うのは野暮。

当時のプラモってこんなものだったんだなぁと懐かしがりながら、気軽に組んで走らせただけで十分350円分楽しませていただきました。

(とは言っても、すでにタミヤはこの時期、あの1/12ホンダF-1を発売しているんですね。恐るべし)

 

以上でクラウンモデルの3リッタートヨタ7は終了です。

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・

いや、そういうわけにはいかないでしょう。

来年の静岡展示会での仲間内のテーマは「オープン2シーター」、コルベット系で攻めてくる人が何人かいそうですが、私はひねくれものですから、これを手直ししてウケを狙うことにします。いわゆる「一粒で二度おいしい作戦」。

 

パーツを外し・・・、
ガリガリ、パテパテやり始めました。
何をやろうとも「骨格」が正しくありませんから脳内イメージのトヨタ7にはならないことはわかってますが、これはこれで楽しむことにします。

ボディーと並行して、タイヤとホイールを探していきます。

まずはジャンクの中からそれっぽいものを探していたら、こんなのを発見。

これについていたものです。

それにしてもこのキット、ボディーは関屋自動車学校に、ホイールはマセラティにと、良く働いてくれています。

直径はおおむねOKなのですが、ちょっと幅が狭い感じなのが残念。

さらにジャンクからこれを発見。アリイのトランザムについていたものです。

直径に加え、幅も許容範囲ですが、トレッドパターンがどうも・・・。

 

しかもメーカーがミシュラン。

実車は4台中3台がグッドイヤー、1台がファイアストーンですから、これは辛いです。どうしよう・・・。

一方ホイールはジャンクからこれを選定。これはアリイのトランザムについていたものですね。ただし中の部分のデザインは全く違っています、どうしよう・・・。

色々実車写真を見ていくと、ホイールのデザインはトヨタ2000GTのものに似ている感じがします。

それならばと言うことで、ハセガワの2000GTのホイール(これもジャンク)を取り出し、中の部分だけ削り出してみました。

タイヤの方は、とりあえずアリイの方の側面モールドを削ってみました。こうすれば後でグッドイヤーのデカールを貼ればごまかせます。

トレッドパターンはどうしようもないですが、気にしなければ気にならないので、これで行っちゃうかもしれません。

何だかんだで現在の状況はこんな感じ。

なかなか進みませんが、やっていてとても楽しい作業です。

 

トヨタ7(1968) その1 ボディーのパテ盛り

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