ダットサンフェアレディSR-311の制作 その1 各部の修正

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(2020/1/19)

昨年の10月から手掛けていたムービングベルト、正月早々に完成したんですが、その中のSR-311(1/32)が妙に気になってしまいました。

SR-311は有名だしかっこいい車だと思うのですが、そう言えば今まで1/24でちゃんと作ったことがなかったなと・・・。

さてSR-311のキットですが、1/24ですとフジミとニチモ(日本模型)があります。

フジミの方は現行でラインナップされていますが、もとは日東が40年前(1980年)に出したものですね。

ニチモは1981年発売。ディスプレイとモーターライズを選んで作れます。こっちは絶版で簡単には入手できません。

 

 

私はなぜかフジミを持っていました。
ただこのキット、タイヤが太いのがちょっと好みではない。

今回は普通にノーマルで作りたいのです。

 

ちなみに今購入できるフジミのキットにはノーマルのタイヤが入っていますが、これは同社のベレットや117クーペと共通のようです。

なぜかこのタイヤも持っていましたので、こちらを使います。

右はキットのまま、左はバリを取った状態です。

キットに入っていたものと厚さはかなり違います。
こっちで行きますね。

 

今回はこのキットを普通にきれいに作りたいと思います。

この所「デフォルメカー」「1/12大改造」「ムービングベルト」とネタモノばかりやっていたので、たまには真面目にやらないと腕も甘くなるような気がしますし。

 

まず気になるのは窓ガラス。40年前のキットですからしょうがないんですが、まあこんな感じですよ。

でもこの車はオープンカーですから、他をどんなにいじってもこのままでは辛い。
そこで久しぶりに塩ビ板を絞ります。
また、ピラーからバイザーなどを切り取って強度がすごく落ちているので、洋白線で補強します。
窓ガラスはまだ仮のものですが、ずいぶん感じが良くなりそうです。
もともとがこれで・・・、
直した方がこっちです。
このキットの魅力はエンジンが再現されていること。当時の日東の本気度が伝わってきます。
ただし造りはかなり「なんちゃって」。

このように土台部分にはバッテリー、マフラー、マスターシリンダーなどが一体成型でモールドされています。

その上にキャブやカムカバーなどをかぶせると、一見それっぽいエンジンルームになります。

かなり巧妙ではあるものの、やっぱりこのままというわけにはいかないでしょう。

そこでまず土台部分にくっついていた諸々をきれいさっぱりカット。
そして切り取ったパーツを乗せました。
この後いくつかの補機類を追加すれば、それなりの見栄えになると思います。
ちなみにキャブには貴重なこれを使うことにしました。
参考までに裏側ですが、こちらもなかなか侮れない出来。
これだけのレベルのキットが40年前に あったとはちょっと驚きです。

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