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このキットは30年以上前のものですから、当時の多くのカーモデルがそうだったように、モーターライズです。
特にこのキットは実車と同じようにフロントタイヤを回そうって設計ですから、ハンドルを切っても動力を伝える機構がついています。 |
その仕組みはこう。 |
簡易的なユニバーサルジョイントです。
実際に動かしたら短時間で擦り減ったり壊れたりするでしょうけど、これを作ることで子供達はFF車の基本的しくみを実感できる。
素晴らしい模型教材だと思います。
ただ、モーターライズのまま作ると大きなギヤが丸見えになって、ディスプレーとしては残念ことになるので、今回はギヤは外し、モーターは入れないことにします。 |
ダッシュボードのメーターにはデカールが入っていなくてモールド表現だったので、塗装で仕上げます。 |
本物はこんな感じではないんですが、今回はややアニメチックにしたいと思いました。 |
遠目にメーターがはっきり見えた方が面白いかと思いまして。 |
室内は三種類の赤で塗り分けてみました。 |
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ボディーをかぶせるとそのあたりの努力はあまりわからなくなってしまいますが、毎度のことです。 |
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デカールはこんな状態。
30年ものですからあきらめることも覚悟で貼ってみましたが・・・、
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意外と何とかなった。
変色は台紙部分だけだったようです。 |
ウインドウはコンパウンドなどで表面を整えた後、黒い縁を塗ります。 |
こんな感じ。 |
フロントウインドウには車検ステッカー(検査標章)と定期点検ステッカーを裏から貼ります。
糊がついていない面を貼るので、マークセッターのお世話になります。
その後クリアーを吹いてから研ぎ出しします。長持ちさせるためです。 |
表から見るとこんな感じ。 |
バンパーや窓枠などは、マスキングして半艶消しクリアーを吹きます。 |
テールランプはこのように赤とオレンジを塗った後・・・、 |
窓枠を塗ります。
チマチマした作業で、結構面倒くさかった。 |
テールランプの反射部分は、一部キッチン用アルミテープに筋をつけて、それなりの雰囲気にします。
効果はあんまり期待していないけど、やらないよりましかなって程度です。 |
完成しました。
ちなみにこれは最近の撮影ユニット。
前に比べてずいぶん簡略化してますが、5分もあれば準備できます。 |
以上で終了。
モーターライズの古いキットなので、完成度は最初から期待していませんでしたが、できてみると結構悪くない。
5月の展示会が終わった後からかかり始め、途中柏崎の展示会も挟んでですので、実質一か月ちょっとで完成させることができましたが、このくらいのペースで進むと飽きもせず精神的な負担も少ない。
そういう意味でも楽しいだけの工作だったと思います。
オオタキの古いキットはまだちょっと持ってますので、またほとぼりが冷めた頃、気分直しにやるのも良いかな。
完成画像はこちらです。 |
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