痛車 その13 研ぎ出しの下準備

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三台のデカールが全て貼り終りましたので、ここから先は再びまとめて話を進めます。

 

今回の課題はクリアー吹き。

痛車のように、全面にデカールを貼った場合は、作業が大変ですよねー。

特に最近のデカールは透明部分が以前より薄くなり、逆に印刷部分は発色を良くするためか、インクの厚さが増しているような気がします。
しかも痛車の場合、デカールを重ね貼りすることが多くなりますから、ますます段差が増幅されてしまう。
この段差をなくすには、ある程度クリアーを厚く吹かなくてはなりませんが、やりすぎるとぼってりした仕上げになっちゃうし、その辺の加減が難しいです。

 

 

私の場合は、4〜5回クリアーを吹いて(最初の1〜2回は砂吹き)、乾燥後にペーパーをかけ、おおむね段差が消えたなと思ったら最後に多めにクリアーを吹いてから研ぎ出す・・・という順で作業してます。

写真は最後のクリアーを吹いた状態です。

で、研ぎ出し。
失敗をやらかしました。

うっかりデカールまで削り取ってしまった。

もう少しクリアーを厚く塗っておけば防げたミスかもしれません。

仕方がないので、余ったデカールから使えそうな部分を切り取ってパッチワークします。

デカールセットはもうひとつあるので、全く同じ部分を持ってくれば完璧ですが、そのためだけに高価なデカールをつぶしたくないし、遠目に目立なければOKよ。

でもまた一部クリアーをかけなくてはなりません。

とにかく痛車は面倒くさい。普通の車の倍は手間がかかりますねえ。

それを三台同時進行ですから、かなり辛くなってきました。

こうなったらシャーシや内装は思いっきり手抜きで行こうと思います。

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