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静岡の展示会から早一ヶ月。来年に向けて一年間のスケジュールを立てているところです。
必ずやらなくてはいけないネタとしては
・タミヤの1/12マトラを走行可能な状態で完成させる・・・ディテールアップは考えていないので、最大三ヶ月
・GARAGE24のネタ・・・若干面倒な所もあるので、これも最大三ヶ月
がありますが、シティターボのモトコンポが途中なので、まずはそれが優先になるでしょう。
また、
・知人より依頼の某美少女系フィギュアの組み立て塗装
・別の知人がデザインしたオリジナル萌えキャラの立体化(←何それ?)
を裏で進めなくてはなりません。
でもそれらをこなしても時間は若干残る気がしますので、今のうちに何ができるかを考えてみたい。そこでこいつ(↓)を検討してみます。
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どちらも去年の柏崎の展示会でいただいた(押し付けられた)キットですが・・・、 |
フェラーリの方は何とか完成させることができ、先発ピッチャーをマウンドから引きずり下ろすことに成功しました。
続いて登場したマスタング君も「荒れ球」の持ち主だと思いますが、こちらも見事攻略したい。 |
ではどの程度の「荒れ球」かを見極めるため、軽く組んで球筋を読んでみます。
ちなみにこっちは外観を大幅にいじりたいなと思っています。 |
窓枠はメッキパーツ。フェラーリと同様ですが、あちらほどはひどくない感じ。 |
まあ何とかなりそうな雰囲気です。 |
フロントサスペンションです。
一見それっぽく出来ていますが・・・、 |
ピンがこんな風になっているので、サスペンションは動きません。 |
ダンパースプリングを見ても動かす気はないようです。
これはつまらない。 |
そこでとりあえずこんなのを買ってきて・・・、 |
このあたりが使えないかなと思ったんですが、上手く行きませんでした。 |
そこでプラパイプを削り・・・、 |
ボールを作ります。 |
これを組み込めば・・・、 |
スイングするようになります。 |
ばねも自作して、サスペンションが利くようになりました。 |
ボディーのパネルラインは、最大で2mm程度ずれている部分があります。
また肉厚があるのでボディーが異常に重い。当然「ヒケ」もすごいです。ボディーには全体的に一皮むくつもりでペーパーをかけなくてはならないでしょう。 |
ドアもなかなかうまく開かないので、色々いじりま
す。 箱の写真を見た時にも違和感を感じていたんですが、普通に組むとドアが40度くらいしか開かないんですよ。
これでは内装に力を入れても十分覗きこめない。 |
そこで色々いじって70度程度まで開くようにしました。 |
「チリ」も塗装の厚みを考慮しながら調整していきます。 |
スムーズに開閉できるか、何度も修正していきます。
こんな風にやっているととても楽しく、このまま最後まで進めたい気持ちにもなりますが、ある程度まで目途がついたらいったん凍結しますので、ご了解ください。 ああ、でも楽しい。 |
続いてドアの内側の工作です。
このキット、ご覧のようにドアハンドルを回すとサイドウインドウが上下するようになっています。 |
上がった状態です。
クリアーパーツのL字型の切り欠きは、ウインドウが上がった時に自重でずり落ちないためのもの。
なかなか面白い仕掛けですが、精度があまり良くないので上げた時にボディーとの間にかなりのスキマができてしまいます。
”兵器のコピペ”にあるフランスの兵器・・・、
「何がしたかったのかはわかるが、やりかったことというのはその程度なのか?」
が頭をよぎります。
あとですね、これを作りながら
「そういえば中学生の頃、雑誌で見たコグレの1/12のムスタングもこんな風にウインドウが上下する仕組みだった。あれ、すごく欲しかったんだけど、とても買える値段じゃなかったな」
なんてことを思い出しました。 |
ネットで調べたら画像が出てきたんですが、ぱっと見た感じはこのレベルのキットにものすごく良く似ています。でも違う所もある。
このキットのシャーシには1977年と刻印が打たれています。一方コグレのキットを雑誌で見たのは1960年代後半。つまりコグレが先。
もしかしたらコグレの金型がレベルに移り、あっちで改造されたのかな・・・なんて考えるんですが、まさかね。
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とにかくこのウインドウ開閉はちゃんと楽しめるようにしたい。
まずはサッシュモールをボディーに接着し、形を整えます。すごい出っ張ってるんで。 |
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ガイドになっている出っ張りモールドを削り取って、新たなガイドを作ります。 |
ドアとガラスパーツにネオジム磁石を仕込み、上げた時の重さを支えます。 |
とりあえず組んでみました。
ウインドウが下がっている状態です。 |
ウインドウが上がった状態です。
うまく行きました。 |
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