レガシィBMMの制作 その1 ボディー造形

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(2023/09/04)

現在私が乗っている車は五代目レガシィ。

買ったのが2013年なので、今年でちょうど10年になります。

特に調子の悪いところもなく、いい感じで使わせてもらっています。

こちらは過去の愛車。

プリメーラは1991年から2003年まで、レガシィGT30は2003年から2013年まで乗っていました。

どちらもプラモとして再現しています。

プリメーラ完成写真

レガシィ完成写真

買い替えサイクルを10年程度と見ると今のレガシィもそろそろ入替を考える時期。

二台続けてスバルだったしアイサイトは素晴らしいと感じているので、次もスバルのラインナップから選ぼうかなと思っているんですが、ではどの車種にしようかなと考えている時が一番楽しい 、そして悩ましい。

次も10年程度と想定すると年齢的には最後の車になる可能性もあります。そう考えると贅沢してもいいかな。

候補としては、

・レヴォーグ
・WRX S4
・レイバック
・クロストレック

あたりが出てきます。

4台の中で一番とんがっているのがS4ですね。かなり憧れてます。でも一声500万円ですから流石に躊躇します。実用性は他の3台に劣るだろうし。

何はともあれ、近いうちに決める予定です。

そうなるとやらなくてはならないことがあります。そう、今の愛車を模型で再現することです。

でも残念ながら五代目レガシィ(BM)のプラモキットはありません。どうしても欲しいなら自分で作るしかないのです。

方法はいくつかあります。

・プラ板、パテなどで造形する

・原型を作り、レジンで複製する

・データを起こし、3Dプリンタで出力する

ただしこれらは精度、工作時間、難易度、自分の知識・スキルの面から私には敷居が高い。

そこで現実的な手段として

・似た形状のキットを芯にして改造する

が出てきます。これならいけるかも。

そうなると大切なのは、なるべくレガシィに近いプロポーションを持つキットを見つけることになります。

色々考えた末、まずは初代アリストを買ってみましたが残念ながらダメでした。キャビンが小さすぎていじるとなるとものすごく大変になります。

そこで再度模型屋に行き、こちらを調達。二代目アリストは初代よりもキャビンが大きい感じです。

これならギリギリ何とかなりそうです。

資料はカタログやアオシマの説明書の図面、そして何よりも目の前にある実車です。
近くの公共施設の駐車場で撮影した実車写真も使います。

雪があるのがわかると思いますが、撮影は冬。この日は施設が休みで他の車は止まっていません。

約80mの距離から望遠で撮ります。
これとアオシマの説明書の図面と並べて改造ポイントを探っていきます。
キャビンは真ん中で割って、間にプラ板をはさみます。
その後色々やりました。

 

まずはこんな感じです。

本物のレガシィのプロポーションと違う部分は多々ありますが、それっぽく見えればOKよ。

ちなみに使わなかった初代アリストと比べるとこんな感じ。

アリスト、屋根低〜い。

トヨタにはクラウンがありますから、居住性はあっちに任せてアリストはスポーティーな方に振ったって感じですね。

レガシィBMも中は広くて居住性がいいんですよ。その分ちょっとかっこ悪いと言われることもあるんですが・・・。

こうやって並べてみると「なるほどなー」と思います。

(2023/09/08)

ボディーの造形を進めています。

リアはこんな感じ。基本的なところはできました。

パテの部分とプラの部分が「ブチ(まだら)」になっているので、サフを吹いてみないと形になっているかはわかりませんが。

でもこのあたりから眺めると、レガシィには見える気がします。

少なくともアリストではなくなった。

横からです。一見良さそうですが・・・、

この角度だとラインに乱れがあってよろしくない。

原因は屋根の膨らみでした。

アリストのボディーを芯にし、そこにパテを盛って作っていますが、実車の写真と重ねてみると屋根後半からリアウインドウにかけて、模型の方が実車より持ち上がっています。

またウインドウガラスもアリストのものをそのまま使っているので本質的に無理がある。それがあちこちに悪さしているんですね。

より実車に近づけるためには、やり直した方がいいようです。

ではどうするか。

ウインドウを塩ビ板でヒートプレスすることを前提に一からやり直せば納得のゆくラインが出せると思います。でも今回はそこまではやりません。

アリスト改造という縛りの中でどこまで似せてゆけるか、やってみようと思います。


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