クレマーポルシェ 935K2 その9 仕上げ工作

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シャーシができたと書いてから、次の更新まで二週間空いてしまいました。

その間やっていたことのほとんどは、大嫌いな研ぎ出し。

1/12のボディーの表面積は1/24の4倍ですから時間がかかる。やらなくても十分きれいじゃないかとも思うものの、やった面(写真左)と吹きっ放しの面(右)では違うと言えば違うんですね。

屋根もこんな感じ。

ちなみに、3箇所ほど角を出してタッチアップしてます。

研ぎ出しが終わったので、いよいよラストスパート。

小物作りです。

ボンネットピンはピンセットで洋白線を曲げていきます。

いくつか作りって出来の良いものを選別し 、アルミパイプに差し込みます。
パイプの先端を埋めて形を整え、フロントのボンネットに取り付けます。
リアのこのあたりは上手く言葉で説明しにくいんですが・・・、
要するに本物はこの孔からシャフトみたいなものが飛び出して、ボンネットピンで留める構造なんだけど、それをやっちゃうとエンジンを見たくなる度にボンネットピンを抜き差ししなくてはならなくなるので、
シャフトはそんなに長くしないで、その分ダミーのシャフトを使い・・・、
あー、何か上手く説明できないや。頭疲れてるのかな。
リアもう一か所はこんな感じ。

ここも差し込むだけにしたいので、ボンネットピンをカットして接着。

この支柱に差し込むと・・・、
一見止めてあるように見えるという、ごまかしです。
フロントスポイーラーの取り付けに入ります。

資料を見ると、ブラインドリベット(あるいは何らかのねじ)とワッシャの組み合わせで止めているように見えるので、まずはこんなパーツを作ります。

作業中に失敗することを想定して、やや多めに制作。

塗装して接着。
このように、長穴で上下を調整できそうな感じに見せるのが肝でした。

これを1/24でやるのはちょっとしんどいですけど、1/12は大きいので、そんなに面倒ではなかったです。

 
いよいよ最終組み立てに入ります。

エンジンの吸気側タービンには、NACAダクトから蛇腹ホースで空気が導かれますが、このホースの材質が経年変化でプラを侵すことは経験済み。

そこでこのようにメタルテープを巻いておきます。

オレンジに塗ったホースを繋ぐ。
ここは意外と見える場所なんですね。
窓ガラス、ワイパー、ミラーなどを取り付けて行きます。
前に作っていたメッシュ部分はどうかな・・・。
まあまあ良い感じ。
あらら、ドアが良く閉まらない。

調べたら、ドアの内張りがロールゲージと干渉してました。ロールゲージは改造していたから、そうなったのもうなづけます。

仕方ないのでロールゲージを慎重に曲げて・・・一部折って接着や塗装をし直して、今度は大丈夫。
あ、一言。

最終チェックしていたら、本物はボンネットのゼッケンナンバーの右側にウサギさんマークが一枚必要だったって、今気づきました。

今更後の祭り。

 

これでほぼ完成。

全体をじっくり眺め、接着剤のはみ出しや傷などをできるだけリカバリーし、再度ボディーを取り外してホコリなどを洗い流してから組み立て直すことで終了になります。

今回は前からやりたくいと思っていたけど、なかなか踏ん切りがつかなかった大物を完成できて満足度は高いです。

六か月もかかっちゃったことは問題ですけど、やはり1/12の迫力は特別のものがありますね。

続けてやるのは無理だけど、1/12、今度は何をやろうかな・・・。

完成画像はこちらです

 

 

 

クレマーポルシェ 935K2 その9 仕上げ工作

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