2000GT-B その7 ベースの作成

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パズー親方」からこんなものをいただきました。親方の知り合いの方が作っているという、「1/35ジオラマ用ガードレール」です。

 

 

会社の名前は「おったんとっと」と言います。

「おったんとっと」・・・、聞いての第一印象は「とっちゃん坊や」ですが、実はこれはイタリア語で「88」を表します。

日本では「100」は「百聞は一見にしかず」「百戦錬磨」「百足」「百科事典」「百面相」「百貨店」など、”まとまった大きい数”の意味も持っていますが、イタリアでは「88」に同様のニュアンスがあるそうです。

ちなみにイタリア語では、
1=う〜の=uno
4=くわっとろ=quattro
5=ちんくえ=cinque
ですけど、車が好きな方には馴染みのある数字でしょう。
中身はこう。三枚のガードレール本体(ビーム)と、二枚の袖ビームが入っています。

上の写真の説明のように、支柱などは入っていません。

「こういうの買う人はそのくらい自分で作れるでしょ」っていう潔さを感じます。

ちなみに袖ビームはこのように自分で曲げて使います。
支柱は、適当な太さの丸棒がなかったので、パテで作ります。
キャップのところはプラ板です。

支柱にビニールテープを巻いてから削れば、仕上がったときにちょっと大き目のキャップになります。

取り付け金具を作り、伸ばしランナーをリベットにして止めます。
ビーム同士の組み付けも、全て伸ばしランナーを使います。

ホントはボルトとナットなんですが、そこまでやっていたら時間がいくらあっても足りませんので、サクサク作業します。

とりあえずこんな感じ。

ガードレースは白く塗装し たので、後はベースをグレーに塗れば簡単台座の完成ですが・・・、

ちょっとだけ、ちょっとだけ回り道します。

まずはパテで土を盛り・・・、

 

100円ショップに行って100円の筆を買ってくる。

しかし、5本で100円って不思議な世界です。

コーヒーを飲んだ後の粉を乾燥後、ふるいにかけて大きさを整える。
筆の毛を適当に埋め込んで、コーヒーの粉を接着。
粒の大きな方のコーヒー粉は、もちろん土の方に使います。
何も考えず、適当に塗装。
使ったのはタミヤのエナメル塗料とウェザリングマスター。

作業時間ですが、正確に測ってはいないものの、ガードレールの組立と塗装で5時間くらい、ベースの方は正味3時間くらいでしょうか。

 

鉄道模型やAFV方面でジオラマやっている人から見れば児戯にも等しい仕上がりでしょうが、1/32キットは本体が小さいので、ベースを作るとキットを引き立たせる効果はありますね。
これで本当に完成です。

 

完成画像はこちら

2000GT-B その7 ベースの作成

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