レベル 1/12 フェラーリ275GTB キットの確認

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最近の私の目標の一つが「年に一度は12分の1」。こうやって何十年もプラモを作っているのも、高校生の時に1/12のポルシェカレラ10でコンテストに入選したことがきっかけですし、1/12は特別な愛着を持っているスケールなんです。特に「箱車」には目がありません。

ただ1/12は古いキットが多いので、素組でも結構修正作業が入るし、大抵のキットは皆が知っているので普通に作って持って行っても珍しがられない。そんなわけで最近作っている1/12は改造やディテールアップで差別化を図っていますが、完成までは半年くらいかかりますし、体力的にもきつい です。でも完成時の達成感は1/24の比ではありません。

そんな気持ちを知っている「ZR-1」さんが5月の静岡の展示会で
「面白いキットを持っているから、柏崎の展示会に持って行くわ」
とおっしゃってくれました。

それ がこれです。

確かに海外キットまで選択肢を広げていけば、まだまだ色んなキットがありますね。

なるほど。

ただ「ZR-1」さんが気になることを言うんです。

「フェラーリ275は完成したものをまず見たことがない。これは”課題”です」

ちょっと何言ってるんだかわかんないんですけど・・・。ただ見せに来ただけじゃなく、こいつを作れってことですか。

どうもそうみたいです。

というわけで、どうもこの二台はいただいちゃったようなので、とりあえずパーツを点検したり、仮組してみます。

ボディーのゆがみはお湯で直せます。

シャーシのゆがみもお湯で直せます。
フロントはシャーシとボディーをこんな風に止める設計ですが・・・、
シャーシの方が長いし、上手くはまりません。
リアはこんな風な分割になっていますが・・・、
これだと後ろから見た時に不自然。

 

それからですね、このキットは1/12とは言えないようです。

ホイールベースから計算すると縮尺はおおむね1/10.5程度。GT-Rと並べてもこうなります。

これはかな〜り残念ですね。

エンジンパーツこんな感じ。何とこれでほぼ全部 。
足回りもこれだけ。

タイロッドがサスの後ろ側にありますが、実車は前方。大嘘です。

とりあえずエンジンを載せて・・・、
ボディーをかぶせるとこうなります。

タイヤ、丸見えです。

アメプラ、特に古いものは国産キットに比べて作りにくいのはデフォだと思いますが、それでも実車への愛を感じたり、ボディーラインが魅力的だったりして「流石、モータリゼーション王国のキットだなあ」と感じる場合 も多いのですが、このキット(もとはレンウオール)は狙いどころが良くわかりません。

作例が少ない理由もわかるような気がします。

 

じゃあこれをどうするか。そっとしまい込むのも何なので、少しだけ作業を進めてみます。

リアはこんな風にしてみました。

 

フロントもこんな風に。
歪んでいたシャーシ、ボディー、ボンネットフードもお湯で修正。
というわけでここまでやってみた。
本気に作るとなると、ボディーラインにもかなり手を入れなくてはならないようです。
またエンジンルームも最低限の手直しをしないといけないでしょう。

そこまでやる価値があるキットなのか悩むところですが、私はいったん手を付けたキットを放置したくない性質なのですよ。

ちなみに一回だけギブアップしたことはあるんですが、それはアメプラでした。ただしものすごく昔の話です。

ある程度全体像が見えてきたので、次の段階に進みます。

まずドアですが、このキットは御覧のようにヒンジが内装部品に取り付く構造になっています。

つまり内装部品とボディーが少しでもずれると「チリ」などがめちゃめちゃになってしまう。

そこでドアヒンジはボディーに固定するようにしました。
開閉は上手くいきましたが、パーツの出来がひどいので、もっといじらなくてはなりません。
リアのトランクとボディーのラインも変な感じなので、ここも手を入れる必要があります。
そこで少しでも作業を楽にしようと、色々買い込みました。
ペンサンダーは前から欲しかったので、ちょうどよい機会です。

 

これは結構便利ですね。買って良かった。
もう一つ買ったのがリョービの電気やすり。
結構でかくて重いです。

これでパテを盛ったところなどを一気に削って時間短縮!・・・と思ったんですが、使ってみたらあまりにも強力で削り過ぎてしまう。

模型の加工にはオーバースペックでした。そっと箱にしまい込みます。

なんやかんやでボディーをいじっていきます。
このあたりもパテ盛りし、従来通りサンドペーパーで削ることにします。
でもこのキットはあらゆるところがおかしい。

ある程度進めてから窓枠を合わせてみたら「何だこりゃ」の状態。

反対側はスキマの開き方が異なっている。

でもこういう所を上手く処理すれば、きっと鑑賞に堪える完成品になってくれるような気がします。

最新のパチピタキットを作るより、よほど楽しい。

 

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