フェアレディ240ZG そのその9 デカール貼りや内装塗装

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エンジン部分が大体できたので、デカール貼りに移ります。

「特注」のデカールは仲間にMDプリンタで作ってもらっています。

まずこのゼッケンナンバーのサークルですが、ご覧のように白い部分は透明になってます。

最初からそれを前提に、このように塗装してありましたが・・・、
ボディー色は「キャラクターホワイト」を塗っていましたので、念のため 丸い部分だけ純白で塗装。
その差は、良く見ればわかるってレベルですけど、やっておきます。
うん、良く見ればわかる。
大体貼り終わりました。
続いて窓のモールを作ります。

(材質は「スズメッキ軟銅線」・・・だと思う。プリント基板のジャンパー線などに使うワイヤーです)

窓枠はこのように中央部分を凹ませてあるので・・・、
その溝に納めます。
フロントはこんな感じ。

あんまり目立たないけど、こういうところはさりげなくスルーされるくらいの目立ち度が良いと思います。

この後はたっぷり乾燥させてからクリアー吹きになります。
デカールの乾燥中、並行して室内にかかり始めます。

内装で問題なのは、パーツがソフトな材質でできていること。

タミヤの1/12シリーズはあちこちに軟質プラが使われていて、まるで実車を組み立てているような楽しみもあるのですが、

A..長期間保存した場合、通常のプラ(ポリスチレン)と強く接触している部分でプラを侵してしまう

B.プラモ用塗料の乗りが悪く、ちょっとこするだけで剥がれてしまう。このため無塗装で完成させるしかなく、色も素材の黒で我慢するしかない

ことが問題になります。

Aに関しては別の素材で自作したり、接触するところにメタルシールを巻いたりして対処する方法があり、私もなるべくそういう風にやっています。

Bの問題に関しては、・・・実は対処方法があります。

 

まず、軟質プラの塗料の乗りが悪いことを確認します。
右はそのまま、左はメタルプライマーを下地に塗ってみたもの。これをやっても無駄なあがきですよ〜って証明用。
ご覧のとおり。
では剥がれないやり方です。

Gクリアーをタミヤのエナメル塗料溶剤で薄めます。

これをエアブラシで吹いてからラッカー塗料を塗れば・・・、
かなりしっかり密着し、簡単には剥がれません。
こんな風にマスキングしての塗り分けも怖くないです。
そんなことをしているうちにデカールも乾燥したし、クリアーでも吹こうかなと思ったんですが、ボディーを眺めていると、ボンネットの   マークが正面から見て左右に垂れ下がっているのがちょっとかっこ悪いと感じました。
横から見ると水平なんですが、ボンネットがラウンドしてますからね。

 

実車の資料を見ると、ここは少し角度をつけて貼られているようです。

で、こうしました。

この方が全体的に自然に見えます。

再び内装。

いきなりシートベルトですが、前回のクレマーK2同様モデルファクトリーヒロのこ1/12用をバラッカさんから取り寄せ、組むことにします。

お高いですけど1/12は滅多に作れませんから、金に糸目はつけない「殿様モデリング」です。

 

実は私はそもそもエッチングパーツがあんまり好きではない。何でも真っ平らな感じが気に入らないんです。

そこで極力丸みが出るようにいじっていくと・・・、

ちょっと感じが良くなる気がします。
この部分の金具はリボンのサイズに比べて大きすぎると感じました。
キットに入っていたパーツも今一つ。
そこで自作することにします。

まずは洋白帯を曲げてやろうとしましたが、今一つ上手くいかず断念。

ではと言うことで、洋白線をこのように曲げて・・・、
はんだ付けして・・・、
ゴリゴリ削ってこのようにしました。

 

この後もう少し仕上てこんな感じ。

ちょっとは自然な佇まいになったかなと思います。

本物の構造と比べて一部省略したところもありますが、こんな感じに仕立てました。
内装は全体にやや明るめにします。

床、センターコンソール、シートなども微妙に色味や艶を変えて、なるべく退屈にならないようにします。

アンカーボルトはこのあたりに適当に。
まだまだやることはありますが、イメージとしてはこんな感じです。
次はダッシュボード。

キット通りに作ろうとすると、このようにメーターデカールを窪みに貼ることになりますが・・・、

こういう作り方はあんまり好きじゃないので、ここは抜いてしまい・・・、
メーターデカールはプラ板に貼って、クリアーで固めた後取り付けることにしました。
ダッシュボードはこんな感じになりました。
ステアリングホイールも・・・、
大体こんな感じ。
コンソールも一通り塗装。
ナンバープレートは今回の設定を考えるとつけるべきではないのかもしれませんが、とりあえず作ってから考えることにします。

キットに入っているのはまずはこれ。33ナンバーなので、少なくとも15年以上前の車ってことになります。

時代を限定するのって、あまり好みじゃない。

もう一つはクリアーのプレートにデカールという組み合わせ。

まあこれはこれでありだと思うのですが、プレートがただの平板なのがもったいない。

そこで適当にふちどりしたプレートをプラ板で作って、その後成り行きで考えることにします。
そんなことしているうちに、クリアーがけも最終段階。

デカールは場所によっては三重貼りになっているところもあって、段差を消すのはなかなか大変でしたが、おおむね平らになってきました。

ここはまだですね。
このあたりは概ねOK。

研ぎ出しまで十分乾燥させることにします。

内装、ほぼ完成です。

 

フロアマットなどを作るともっとリアルになるでしょうが、今回は、まあいいかって思ってます。

フェアレディ240ZG その9 デカール貼りや内装塗装

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