フェアレディ240ZG その10 最終仕上げと研ぎ出し

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240ZGの工作紹介もとうとう10ページ目に入ってしまいました。でも進捗は90%くらいで、あとは細かいパーツの工作と研ぎ出し、そして最終組み立てを残すのみですから、このページで終わるはずです。

右は前のページでも使ったナンバープレートですが、ちょっと形が気に入らなかったので・・・、

もう一回作り直し。
デカールを貼ってみました。

ただこれを使うべきなのかは、この期に及んでまだ決めていません。最後の最後に考えます。

続いてリアのコンビネーションランプ。

パーツを並べてみると、白いレンズのツブツブが気になりました。

拡大するとこんな感じ。古いキットですしね。

スルーしてもいいのですが・・・、

プラを溶かすシンナーを少し塗ってツブツブを目立たなくします。
組んでみたらこんな感じ。
やった方が良かったのかどうかはわかりませんが、私はこういう部分が存在感を主張するのは好みではないので、その主義を押し通すことにします。
ナンバープレートですが、相変わらず悩んでいます。

とりあえずこういう書体でミラクルデカールに印刷。

練習も含め、色々やってみました。

問題は、袋文字の中の所をどうするかです。

まず一枚貼って中の所に銀を塗り・・・、
もう一枚重ね貼りすると・・・、
こうなります。

ボディーに貼ったたくさんのデカールは仲間にMDプリンタで作ってもらったものですから、白やミラークローム印刷もできるんですが、私は普通のインクジェットプリンタしか持っていませんから、白やシルバーはこういう方法でやるわけです。

貼ってみたらこんな感じ。
こっちの方は・・・、
こんな感じ。

こっちが良いかなと思います。

ただ、そもそもここにナンバープレートが要るのかと・・・。

もともとはちゃんとした柳田春人仕様のレーシングカーを作りたいと思った。
  ↓
だがこの車の資料が十分でなく、特に内部がほとんどわからない。
  ↓
仕方ないので柳田春人ファンのおっさんがレプリカを作ってサーキットを走ることにする
  ↓
だがエンジン内部はストリートカスタムのままなので、これもウソ
  ↓
しょうがないので外観だけ改造して公道も走っていいことにする・・・ナンバープレートが要る。ただし実際のナンバーにするのも後ろめたいので飾りプレートにしちゃう(今ここ)

全くいいかげんの極みですけど、私はいつもぱっと見にかっこよければって思う軟弱者ですから、今回はこれで行きます。

 

研ぎ出し ですが、面積が広いことやデカールが場所によって三段重ねになっていて平らにするのに気を遣うこともあって、結構時間がかかりました。

お約束(?)の「角出し」ですが、何か所かやっちゃいましたがタッチアップでなるべくわからないようにします。

続いてドア窓枠のクローム仕上げ。ここでも時間を喰いました。

ドアが開閉式ですから、完成後もこの部分に手が触れることが多くなるだろうと考えてメタルシールを貼り込んで行ったのですが・・・、

貼ること自体はまあ上手くいったものの・・・、

 

この仕上がり具合が今一つ気に入らない。

1/12でそこそこの面積があることも理由ですが、表面のザラザラが目立ちます。

磨きも入れてみましたが、どうしても角の所で地が出てしまう。

 

そこでこの方法はあきらめて、メッキシルバーNEXTによる塗装に切り替え。
完成後も手を触れる機会が多いだろうと考えて、やや厚めに塗装。

メッキ感をある程度あきらめることになりますが、今回はこうしました。

ピカピカ感自体はメタルシールにかないませんが、トータルの仕上がりはこっちが上だと判断します。

最後の仕上げに向かって進みます。

オーバーフェンダーを止めているのは、おそらくブラインドリベットじゃないかと思います。

実際の構造とは違いますが、このようにアルミパイプに塗装して差し込みます。
押し込んでこんな感じ。
1/12じゃないと、なかなかこういうことはできないかなと思います。
ウインドウガラスも接着。

キットに大きく手を入れた部分で、ここが上手くいくかどうかは今回の工作のキモだと思っていましたから、まあまあうまくいってほっとしています。

リアのハッチゲートのためにプラ板でこんなのを作りました。
ここは裏から見ることが多いかと思うので、少しかっこよくしたかったからです。
長くかかった240ZG工作もいよいよ終盤。

残された部品をどんどんつけていきますが、ホーンはちょっとだけディテールアップ。

ところが前に 作っていたテールランプを確認したら、透明パーツの一部が白化しているのを発見。

ここはこのページの上にも書いたように、レンズのツブツブが気になって、いじっていた部分でした。作った時は何ともなかったんですけどね・・・。

仕方ないのでタミヤにパーツ請求。

シルバーウイーク中でしたが、タミヤからすぐ手配の返事が来たのにはびっくり。

今度はレンズのツブツブを少し削ることで処理。
こんな感じになりました。

ツブツブを目立たせたくないって試みは、概ね上手くいったと思います。

と言うことで、残った作業はマフラーの塗装のみになります。

マフラーにはまずメッキ調塗料を塗ります。

いつもの「メッキシルバーNEXT」にしようかと思いましたが・・・、

今回はガイアノーツの「プレミアムメッキシルバー」を使ってみます。こっちが良ければ今後常用しようと思って・・・。

ただしこの手の塗料は下地の仕上がり具合、吹き方、天候によってうまくいったりいかなかったりするので、一回や二回で評価を固めることはできないでしょう。

また手を触れた時の耐久性や経年変化も気になります。

 

第一印象としてはまあまあ。コツをつかんで行けばこっちになる可能性 もあるかなといった感じです。

 

「マフラー焼け」の表現にはタミヤのエナメル塗料を使ってみます。

クリアーイエロー

クリアーオレンジ

クリアーブルー

の順番に重ねて行きました。

こうなってしまった。
重ねたことによって別の色になった。

しかもマフラー長すぎ。

やり直し。

二回目は

クリアーパープル
(クリアーブルーとクリアーレッドを混ぜたもの)

クリアーレッド

クリアーオレンジ

の順番で塗ってみました。

前よりは焼けた感じは出たと思います。

実際は焼けて変色した部分の幅はもっと狭いと思いますので、ちゃんとやるにはマスキングなども施しながら時間をかけて作業すると良いでしょう。

色ももっと吟味するべきですね。

でも裏側ですし、今回はこれで自分を許しちゃおう。
外から見える部分はこの程度。

 

と言うわけで、長くかかった240ZG柳田レプリカの制作はようやく終了。

完成写真はこちらです。

フェアレディ240ZG その10 最終仕上げと研ぎ出し

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