シティターボ & ターボ2ブルドッグ、その5 モトコンポとフィギュア

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4ヶ月ほど中断していましたが、残されていた 工作に戻ります。

シティターボはこんな風に制作。いくつか部品を自作しました。

なお、デカールは結局購入していたキットのものを使用。

デカールをスキャンして自作すればこのキットには手を付けずに済みましたが、せっかく頂いたモトコンポを改造したのなら、ちゃんとしたデカールを使ってあげたいと思いまして。

と言うわけでできました。
目立つ修正はブレーキレバーとワイヤーでしょうか。
モトコンポを引き立たせるため、女の子のフィギュアも作りま す。

手などの一部は既存のフィギュアからおゆまるで型を取って複製しましたが、それ以外はほぼ自作です。

ヘアスタイルも80年代のアイドル風(※)にしましたが、まだ修正が必要です。

※80年代前半にデビューした早見優・松本伊代・石川秀美・・・などをイメージしています。

なおこのページは「ゆ・れ・て湘南」を聴きながら見ていただければ・・・。
あ、どうでもいいんですけど「ゆ・れ・て湘南」って「太陽戦隊サンバルカン」のテーマと結構似ているなと思うんですよね。そう思うのは私だけかもしれないけど。
ちなみにサンバルカンの方が先です。

 

それにしてもこういうフィギュア、もっと上手にもっとスピーディーに作れないものか・・・。

3Dでモデリングするスキルはないから粘土細工になるわけですが、市販のものに比べてあまりにも下手すぎるのが自分でも悔しいです。

 

それからポーズをちょっといじったり、髪の毛を修正したりしながら進めていきます。
ある程度できてきたフィギュアをバラバラにします。
もちろん複製を作るためです。

 

おゆまるで型をとって、タミヤのエポキシパテを埋め込むとこんな感じ。
複製を接着して、隙間を埋めて、ある程度手を入れたのがこれ。

正直言ってあまり気に入ってはいないのです。おゆまるなので上手く成型できないところが多々あるし、マスターの出来も今一つ。

そこで、

マスターを修正 → 再度おゆまるで型を作る → パテを埋め込む → やっぱり気に入らないのでマスター修正

の無限ループに入ってしまいました。

でも作ったこれらは無駄にはしません。少なくとも3〜4人は塗装まで持って行こうと思います。

シリコン注型を覚えればはるかに歩留まりは良くなるんでしょうけど、その技法を覚えるのは来年だな。

手足をくっつけてサフを吹きました。ちなみに一人だけ白っぽい子がいますが、彼女がマスターです。

ここまで進めて、また手が止まってしまいました。

理由はやっぱり出来が良くないこと。

モトコンポの添え物として、ただそこにいればいいや・・・程度の気持ちで始めたものの、自分の中の合格ラインに達していないと寝覚めが悪い。

出来が良くないと感じる理由は今の段階では二つ。

一つはマスターの問題。

二つ目は複製精度の問題です。

そこでマスターはもう一段仕上げレベルを上げてみます。

よし、この方法でフィギュアも!とやっているんですが、なかなか上手く行きません。

理由はいくつかありますが、まだまとめて説明できる段階ではありません。

何れにせよ複雑な形状のものを複製しようと思ったら、素直にシリコン&レジンの技法を覚えろってことでしょうけど、このサイトを見ている人の多くにとって参考になるのは

・金をかけずに

・気軽に

複製が作れる技法だと思うので、もう少しじたばたしてみます。

とりあえずおゆまるで作った型のフェイス部分だけにUVレジンを流して固め、残りをパテで作ってみました。

顔の部分には綺麗にレジンが流れているみたいです。

これをベースに仕上げていく方向も「あり」かもしれません。

なお、この方法で来年の静岡のお題になる「GT」のタイヤを並行制作中です。
練習も兼ねてです。
左が本物。右がコピー。

掲示板で「えりあん」さんが、とても有用な情報を教えてくれました。

「先日Twitterを眺めていたら、百均のグルーガンにおゆまるを入れて使うと、煮て使うよりも柔らかくなって複製の精度も上がるみたいな事が書かれていたので 、試してみても面白いかもしれません」

とのことです。

今までやってきて「型」が上手に作れないのが悩みでしたから、早速ゲット。

おゆまるを温めて、直径7.5ミリほどの棒状にします。
こんな風にして使うわけですね。
早速これで型を作ってみましたが、なかなかいい感じ。
また「型ずれ」防止のために、こんな風にピンを立てるようにしました。

こういう小技もグルーガンだとすごく楽です。

棺を開けてみます。
パテが上手く充填できなかった部分があるものの、型自体は前よりずいぶん良くなっている感じです。
取り出してみると、型の合わせ目にずれがない(左側。右はこれまでのもの)ので、後加工も楽になりそうです。
右が従来のもの、左が新しく作った方です。

ぱっと見にはあんまり違いはわかりませんが、特に指先などは型ずれがほとんどないので、ありがたいです。

また、マスターの方も若干ディテールアップしていたので、どうせ型は全部作り直しだと思ってましたから、丁度良いタイミングでした。
とまあ何だかんだと進んでいますが、なかなか合格ラインの複製はできません。 これまで作った「ヘッド」なんかこんなにたくさん。

でも一個型があれば手軽に何度でも複製が作れるのが「おゆまる」方式の利点ですね。

あ・・・、透明レジンを使ってフィギュアの一部を作る手法は、すでに放棄しました。

こうやって半分泣きながら、フィギュアを削っては複製を繰り返しているんですが、感じるのは十分な道具を揃えていないこと。

そこでこんなのを手に入れました。

もともと一本は持っていたんですが (SK11 精密マイクロナイフ )、すごく使い勝手が良かったので、 もう少し種類を増やしたくなりまして。

ちなみに実際に作っているメーカーは地元三条市にある東邦社です。

なかなかいいですよこのシリーズ。さらに買い足したいですね。

この工具なども使い、表情のバリエーションを三つに増やしてみました。
そうやってさらに複製を作っていくと、タミヤのエポキシ造形パテ (速硬化タイプ)の消費がバカにならなくなってきた。

そこでダイソーでこんなのを買ってみました。

中身はこんな風になっていて・・・、
適当に輪切りしてからこねると比較的短時間で硬化します。
こんな風になって、なかなかいい感じです。

価格ですが、16gで100円(税別)ですから、タミヤの1/2〜1/3ですみます。

切削性や強度などはこれから確認です。

とりあえずこのあたりで一回顔を塗ってみます。
今一つですねえ・・・。

肉眼で見るとそんなに変な感じはしないのですが、デジカメで撮るとものすごくアラが目立ってしまう。

塗りが下手な部分もありますが、原形の出来の悪さも影響しています。

 

 

上の三人の中の一番左側を若干修正したものがこれ。

「田舎から出てきてアイドルデビューしました」って感じであか抜けないところが採用の理由です。

今回はこれでギブアップ。

満足を求めていてはいつまで経っても完成しないので、とりあえずこのまま進めるつもりですが、かなりがっくりしています。

ドライバーフィギュアも塗装しました。

目玉がちょっとギョロっとしてますが、このフィギュアは運転席に押し込められるので、少々目力があった方がいいかなと思って。

 

大柄なドライバーですが、しっかり座らせられるのは流石タミヤって感じ。
でもやっぱり無理があった。

頭が天井にぶつかりそうです。

ドライバーのお尻をかなり削ってこうなりました。
何でこんなことになっちゃったのか。

よく考えたら、自分がフィギュアをいじっていたからでした。

オリジナルの猫背っぽいところが気になって、こんな風に直していたんですね。
とりあえずOKってことで。
80年代アイドル風フィギュアは何体も複製を作ったにもかかわらず、塗装は二体でやめました。
はっきり言ってレベルが低く、仕上げる価値がないと思ったからです。
だがあきらめる気持ちはありません。

一休みしたら、もう一度リベンジするつもりで、とりあえずこのあたりは入手済みです。

 

 

以上で、長かったホンダシティ二台の工作、終了です。

完成写真はこちらです。

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