この作品はセリカターボ78と同時進行で行います。あちらは改造作品ですが、こちらは基本に忠実に作る、いわゆる「素組み」です。
私も改造やディテールアップを行うことがありますが、そうしなければ魅力ある作品ができないなんてこれっぽっちも思ってはいません。素組みでもきれいに完成した作品はとても魅力的になるはずです。
私の実力でそれをどこまでお見せできるかわかりませんが、持てる技法を可能な限り紹介しながら、皆さんのお役に立てればと思っています。
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さて、キットです。このプラモが発売されたのは1978年。今見ても優れたプロポーションです。
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とは言っても、あちこちに見られるパーティングラインが気になります。
これらはインジェクションキットの宿命ですが、塗装前に極力目立たなくしたいですね。
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表面のうねりやキズなどもチェックです。
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リアのこの面はまっ平らにしたいところ。
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と言うわけでボディーにペーパーをかけていくのが最初の作業です。
この際、ペーパーを直接手に持ってかけるだけでなく、ご覧のように1.2ミリのプラバンに両面テープでペーパーを貼れば、とても便利です。
どのくらいの目のペーパーを使うかはお好みしだいですが、私は600番から1200番あたりを場所や段階に応じて使い分けています。
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プラバンに貼ったペーパーで側面をこすってみましょう。
ご覧のように凹んでいる部分が一目瞭然です。ここが見えなくなるまで削ります。
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リアもこんな風にすれば平面が出ます。
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作業を進めていくと、どうしてもペーパーだけでは仕上がらない部分が見えてきます。
そこにはラッカーうすめ液で柔らかくしたタミヤパテを、盛るような感じで塗っていきます。
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パテが乾いたら再度ペーパーをかけます。
この写真で白っぽく見える部分がパテ。ほんのちょっとしたことなんですが、仕上がりに影響する・・と信じてやっています。
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ウインドウ部分のランナーは、最後に切り取り、窓枠を仕上げます。
作業途中にフロントピラーを折りたくはないですから。
大体いいなと思ったら、1200番あたりのぺ-パーで仕上げて、水洗いします。
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